お嫁さん、修行中
度も何度も好き勝手にされて、すっかり自由が利かなくなった体。これは誰のものだったんだろうか、そう疑問を投げかけてみても答えはない。
横になった体に這い寄ってくる手。やけに気味の悪い動きをしながら、腰を撫で回すと胸元へあがり、首を過ぎて、頬を撫でられた。
男の方に顔を向けられて、キスをされる。挨拶がわりに入ってきた舌を噛み切ってやろうとしたこともある、そしたらとても辛いお仕置きが待っていた。快楽漬けにされながら、解放されることは許されず、矯正だと言われて様々な器具を取り付けられた。泣いて何度も謝っても許してくれなくて、気が狂いそうになったのはよく覚えている。
キスの合間に巻かれた首輪を撫でられる。逆らったらどうなるのかわかってるかな?そう笑顔で言いながらチェーンを引っ張る相手の、やけに楽しそうな顔を思い出して身震いする。こいつは力で俺を屈しようとしているのだ。犬は大嫌いだから、こんな格好は嫌だと言ったら「悪い子の内はやめてあげられない」と告げられた。
息をさせないくらい深く絡めてきた舌に答えてやる。口の中に迎え入れて、すり寄ってきたら反抗せずに絡めてやる。口の中いっぱいに唾液が溜まって、顎を伝って落ちていく。下唇を柔らかく食まれて、背筋にじわりと痺れが走った。
今日は何をされるんだろうか。どのみち、俺がしたくないことしかされないのは間違いない。
「おはようタイガ」
にっこりと歯を見せて人のいい笑顔で言う男に、小さな声でおはようを返す。ちゃんと答えている内は、別になにかされることはないと覚えたから、嫌でも返事はするようにしている。
「さて、今日はまず何をしようかな」
楽しそうに言う相手から目を逸らす。服を着ていないせいで男のものがすっかり勃ちあがってるのがいやでも目に入るのだ。きっとこのまま、すぐにセックスする気なんだろう。じんわりと腹の奥が動く、昨日もあんなにしたのに、一日に何度すれば気が済むんだ。とにかくこいつが底なしなのは嫌ってくらい理解している。
「それじゃあ、まずはタイガのお口でご奉仕してもらおうかな」
そう言うと、俺の顔の前に隠していなかった自分のチンポを差し出した。緩く勃ちあがってるそれに仕方なく、唇を寄せて先端にキスしてやった。
「ん、んん……ふっ、ぁあぅ」
口の中に収めた男のモノに必死で舌を絡める、喉につくくらい深く咥えこんで愛撫を繰り返す。
最後をどうするかは相手が決める。頭を押さえられて、何度も出し入れされた上に口の中で出されることも。ギリギリで引き出されて顔いっぱいにかけられることも。口ではなく、胸や尻を使ってご奉仕させられることもあるし、ナカに挿れられて何度もセックスされることもある。
「タイガ、ご奉仕フェラ上手になったね」
優しく頭を撫でてくる相手を見上げると、気持ちいいのか嬉しいのか目を細めて俺を見ていた。
息を吸いこむと、男臭い空気がいっぱいに雪崩れこんでくる。太く育ったチンポを咥えているせいで、顎が痛いし、舌だって疲れてくるんだけれど。勝手にやめちゃダメだ、そしたらお仕置きが待ってる。
「んっ!ぅうん、ん!」
「はぁ、いいよ。タイガの口まんこ気持ちいい!ああ、もうイク」
ぐっと頭を押さえつけられて、無理やり喉の奥まで男のモノで埋められた。抵抗するよりも先に、粘っこい精液が喉へ直接吐き出される。びゅくびゅくって口の中満杯に広がって、溢れ出してきそうになる。
「ほらタイガ、全部飲んで?」
出されたそれにむせると、男はそう言って俺の頬を撫でた。口の端から溢れた精液がこぼれ落ちてくる。全部って言ったからには、これも後でちゃんと舐め取らないといけない。そう思いながら、口の中に貯まったものを、何度かに分け飲み干す。青臭くって苦いのが喉の裏にまとわりついて残る。相変わらず不味いし気持ち悪くて、嫌いだ。そうは思うけれど、こぼれたものを手で掬い取って舐め、男の竿も舌で綺麗にする。
ご奉仕はこういう風にするものだ、と教えこまされた。誰でもない、目の前にいる男によって。男なのに、男を気持ちよくする方法をどんどん身につけていっている。
それだけじゃなくて……。
「また僕のチンポ舐めて興奮して。タイガは本当に、エッチ大好きなんだから」
すっかり勃ちあがって、先走りで濡れた俺のおちんちんを見て笑う。違うと否定したいけれど、なにもされてないのに興奮して勃起してるのは本当だった。口いっぱいにチンポ頬張って、これでナカをまた広げられるんだって思ったら、もうダメだ、反応してしまう。
こんな体にしたのは、目の前にいる男のほうだ。
たった今、射精したばかりの男の性器はまだしっかりと熱を持って、顔の前で揺れている。彼の精力は底なしで、俺はいつもコレに翻弄されてる。
「物欲しそうな顔してチンポ見つめて……どうしてほしいの?」
おねだりしてごらん、と優しい声で言われる。恥ずかしいから言いたくないと、顔を背ければ、仕方ない子だと呟き、足の間から膝の上に座らされた。
「あっ……ん」
尻の割れ目に、ぴっちりと勃ったものを当てられてるのは、わざとだ。こうやって焦らして、俺が音を上げるのを待っているんだ。
「またおっきくなったんじゃない、タイガの乳首」
「ぁあ!ひぃんっ」
右側を舌先で突かれ、そのまま口に含まれる。汚い音を立てながら強く吸いあげたり、口の中で舌でいやらしく舐られるたびに、電流が走ったみたいにビクビク体が震える。
「感度は女の子以上だね。敏感なおっぱい、かわいい」
「あぅっ!」
すっかり立ちあがってるそれを指先で弾かれて、また感じてしまう。なにもされなかった反対側が震えているのは、こちらもされるという恐怖と、早く触ってほしい期待と、両方が入り混じってるせいだ。彼はそんな俺を正面から見つめて笑っている。
「タイガの乳首は弄るほど可愛く、エッチに育っていくね。はじめは薄いピンク色だったのに、今じゃ赤みが増して、サクランボみたいだよ。乳輪も粒も大きくなって、もっと触ったら、どうなっちゃうんだろうね?」
ぐにぐにと左側の乳首を指先で押し潰される。気持ちいいと痛いの間で「あっあっ」とだらしない声をあげると、彼は喉で笑いながら乳首を摘み、力いっぱい引っ張りあげた。
「いぁぁああん!やめっ!」
「柔らかくって、よく伸びるようにもなったね。ほらこんなになってるよ?」
千切れるんじゃないかってくらい引っ張られて、離される。それに安心してると今度は右側に噛みつかれた。歯に挟まれて力を入れては抜き、引っ張ったり舌先で突かれたり。
こんなことをされて感じるようになったのも、この男のせいだ。こいつが毎日、胸にこんな刺激を与えるから、され過ぎて感じかたが変わってしまった。撫でられるのも、指や舌先で転がされるのも、くすぐったいくらいで、感じてなんてなかったのに。繰り返してく内に、くすぐったいのが強くなって、指も舌も感じてしまって。赤ちゃんみたいに吸われるのにも、反応するようになって。痛かったのも、だんだん気持ち良くなってしまった。
「こんなに勃たせて……タイガの乳首はエッチな雌乳首だね」
乳輪ごとぷっくり膨らんだそこを見て、男は声をあげて笑う。女の人の柔らかい胸の先にあるなら、まだ可愛いのかもしれない。けれど、男の俺についているとやけにいやらしく映る。これは弄られて、育てられた証だった。恥ずかしくて仕方ないけど、でも体が反応してるのは本当のことだ。
恥ずかしいのに耐えていると、男の手がもっと恥ずかしい場所に伸びてきた。
膝の上に座る俺の尻を鷲掴んで、左右に引っ張る。そしたら奥にある穴に、熱い男の性器が触れた。
ぞくっと背筋に走ったのは、いけない衝動だ。こいつに教えこまされた、ダメなもの。
普通ではあり得ないだろう、穴の奥が疼く感覚。それがなにを求めて起きるのか、わかってる。アナルの奥の奥まで、開かれてしまう感覚、この男が俺の中を埋めていくあの快楽。こんなものを気持ちいいと思ってしまうこの体は、絶対におかしい。
割り開かれた尻の奥へ、男の指が伸びる。入口を何度も指でノックされ、少し爪を立てられる。淵をなぞられるむず痒い感覚に背を震わせて、熱くなった息を吐く。ぐにぐにと突っこむでもなく、入口の付近を指先で押すだけでそれ以上はしてこない。
焦らされている体の奥が更に疼き出す。入口だけじゃなくて、もっともっと奥まで触れてほしいと思ってる、でもそれを口にするのは嫌だ。恥ずかしいし、なにより男のものを欲しいと言うことに、俺のプライドが揺らぐ。
体の内側で欲しいと騒いでいるのは、男に開発された場所。俺の知らなかった、知りたくもなかった感じてしまう場所。入口の淵をなぞるだけじゃ嫌だ、もっと奥も一緒に擦りあげてほしくなってしまう。
「あっ、ぁああ……やっ、ん」
「どうしたのタイガ、なにがいやなの?」
欲しいものがあるならちゃんと素直に言ってごらん、なんて優しい声でささやく。おねだりの仕方、教えたでしょ?ちゃんとできたならいいものあげるから、ね?なんて、小さい子に言い聞かせるように言うと、穴をつついていた指をぐっと深く入れた。
「あっ!ひぃん、ぁあああ!ダメ、それダメ!」
第一関節くらいは入ってるんだろう、中で曲げたり伸ばしたりして刺激してくる。
「嘘つき。タイガのここはもっとしてほしいって言ってるよ、ほらこんなに柔らかくって、ぐちょぐちょにしてって僕の指、締めつけてくるよ」
左右の人差し指が穴を大きく広げてくる、中に空気が通って、自分でも奥が震えてるのがよくわかった。
指を引き抜かれてもまだ、広げられたところがうまく閉じなくてヒクヒク動いてる。
むずむずする、広げられたところを埋めてほしくて、体が変になる。
「も……ダメ、我慢できなぃ……はぁ、ぁあ。おねが、い、タイガのナカにおちんぽちょうだい」
まただ、またこいつに負けてしまう。でもダメなものはダメだ、気持ちいいのしてほしい。そんな恥ずかしい気持ちや、俺のプライドを曲げてお願いしたのに、男はダメだなと受け入れてくれない。
「もっとエッチにおねだりしてよ」
教えてあげたでしょどうしたらいいのか。昨日もいっぱい言ってたじゃないか。ほらもう一度、おねだりしてごらん。
耳元にキスと一緒に優しい声で落とされて、また一つ俺の張ってた虚勢が剥がれ落ちていく。
「タイガの、およめさんアナルに……旦那さんちんぽください!……ぅあ、奥までいっぱいにしてぇ……気持ちいいとこズポズポして!」
「そうそう。最初から素直にそう言おうね」
それじゃあご褒美あげよう、と笑って言うと。俺のナカへ、一気に熱い性器がぶちこまれた。
「ひゃぁぁあああああん!」
ビックリして体が痙攣して小刻みに震えてる。急に奥まで開かれて、我慢してた気持ちいいのがきてしまって、挿入されただけなのに、俺のおちんちんはもうイク寸前だ。
だというのに、彼は全然待たずに奥を突きあげてくる。気持ちいいとこ擦られて、このチンポじゃないと届かないとこまで割開かれて、ナカでいっぱい締めつけてしまう。
「ふぁっ!あん、ぁあん!ダメ、これすぐイっちゃう!イっちゃうからぁ」
「おちんちん触らないで雌イキするのにも慣れてきたね、我慢しないでいっぱいイっていいよ」
太いカリ首で前立腺をゴリゴリ擦りあげながら、奥を何度もノックされる。気持ちよすぎて、我慢なんて出来なくて、すぐにおちんちんがイク。
「ひっ!あっ、ぁあ……待って!待ってよ、いまぁイってるからぁ……奥!おくぅ、突いちゃダメ!」
「またおちんぽ挿れられてイっちゃって、本当にタイガは雌セックス好きなんだから!僕もタイガのナカ大好きだよ。狭いけど柔らかくって、挿れた途端に僕のに絡みついてくる。犯されるのが大好きな、淫乱アナルだねえ」
へその裏側くらいまで届きそうなチンポが、ナカをグリグリ掻き回してきて。もうダメだ、気持ちいいのが止まらない。一回イったおちんちんがまたすぐ勃ちあがって、触られてもないのに射精する準備をしてる。上に乗せられてるせいで、より深く突き刺さってて、余計に感じちゃってるんだ。
「ふぁあ……ひぃ、んっぁあ!激しいのダメ、だぁ!こんなんされたらおれ、また……」
「もう、本当に強情だね君は。いいかい、もうわかりきってることじゃないか。タイガは僕のチンポで雌セックスして、気持ちよくなっちゃう淫乱ちゃんなの!」
ほら、ほら、と奥をズンズン突かれて、みっちり咥えこまされたチンポを締めつけて、声をあげられないくらい感じてしまう。
「タイガは僕に愛されてる時が一番幸せなんだよ。その証拠にほら、気持ちよくってビュービュー精子こぼしちゃってるじゃないか。奥突かれて何回イっちゃうのかな?数えてみなよ、わかるでしょ。君が僕から、もう離れられないってさ」
トロトロって勢いなく俺のおちんちんがイっててもおかまいなしに、ナカを引っ掻き回していく。太いおちんぽで、なにも考えられなくなって、男の言葉を素直に聞いてしまう。
こんな風に、なにも考えられなくして、言わされた言葉がいくつもある。それを盾にして、また好き放題されてしまうのを繰り返してる。ダメだ、嫌だって思うのに、男に翻弄される自分の体が憎い。
突きあげられるたび、パンパンに張った熱い玉が俺の尻の下でぶつかる。ナカのモノも膨れきってしまっていて、限界まで遠くないことを知る。
「あっ!ナカ、だめ……もうお願い、これしちゃ」
「ふふ、心配しなくてもいっぱい出してあげるよ。ほら、タイガの奥にね?」
「い、や……ナカはやめて、出しちゃやだぁ!」
ギリギリまで引き抜かれて、一気に奥を突きあげる。その衝撃で締めつけると同時に、男のものが爆ぜた。
隙間なく埋められてたナカを更に膨らませるように、びゅくびゅく溢れて止まらない。熱いのが奥へ奥へ勢いよく流れこんで、腹の中に貯まっていくのを感じる。
それが、すごく気持ちいい。
「はっ……ぁあん、でてるぅ。俺のナカで、イっちゃってるぅ」
ダメだって思うのに、これが癖になってしまうくらい好きだ。もっと、いっぱい出してほしい。俺の奥が、満タンになるまでもっと……。
「生のチンポで突かれて、ナカ出しされるのが好きなんだもんね、タイガは。本当にエッチで可愛いよ」
だらしなく空いたままだった唇を舐められて、ちゅうっと吸いつかれる。あやすように口の中を掻き回すと、精液をしっかり出し切ったのか、挿れていたチンポを抜かれた。
いっぱいに広がってた中がなくなって、入口のところがパクパクしてしまう。ナカも切なくて、きゅうきゅう動いてるのがわかる。ゆっくりベッドに下ろされて、どうしてほしいなんて優しい声で聞かれて、こんなの我慢できるわけがない。
「お願い、ここ、もっとちょうだい!」
彼の方に尻を向けて、よく見えるように腰を高くあげると、穴に指をかけて左右に割り開く。ぽっかりと空いた口からはごぽっとやらしい音がして、注がれた精液がこぼれ出してくる。
「ねえもっと、もっとおちんぽほしい!」
「大分、いい子になってきたねタイガ」
嬉しそうに言う声がして、ピタリと穴に硬いものがあてられた。
「はっ!ひぃぃいいん」
ゴリゴリッと奥を擦って入ってきたのは、欲しかったものじゃない。ビックリして体を反転させ自分の足の間を見れば、そこには紫色したディルドが突き刺さっていた。
「えっ、やぁ……なんでぇ」
「朝勃ちの処理は充分だからね、最初から素直ないい子だったら、もっと可愛がってあげようかなって思ったんだけど。あとはそれに可愛がってもらいなよ」
「やだ、これ、やだよ……お願い、ちゃんとちょうだい」
「嘘だ、タイガの雌アナルは気持ちいいって言って、いっぱいしゃぶりついてるじゃないか」
オモチャの端を掴み乱雑に掻き回され、思わず高い声があがる。イボイボのいっぱいついた極太ディルドが、イイ所を刺激してくるのだ。
「ほら気持ちいいんじゃないか」
「ひぃぅ!ぅう、やだ……これ、やだぁ」
ぐちぐちと緩く抜き差しされるのに耐え、首を横に振る。
「そんなに僕のがいいんなら、こんなオモチャでなんかイカないよね?」
つっと頬を撫でて、彼はとても楽しそうにそう告げた。なにをされるんだろうか、恐々と待っているとディルドの端についていたらしいスイッチを入れられる。
「ふぁっ、これぇ!ディルドじゃないぃ」
低いモーター音と共に先っぽが回転し始め、ナカを勝手に掻き回す。カリの出っ張りが前立腺のとこをごつごつ突いてきて、凄く気持ちいい。出された精液が、中で泡立ってきて、やらしい音がめちゃくちゃする。
「あっ!ぅん、そこ!そこえぐっちゃやだ!ゴリゴリしないで、イクぅ!」
「タイガの嘘つき、オモチャでも気持ちよくなれるんじゃないか。なら、僕のチンポいらないね?」
「やっ、ぁあ……チンポほしい、オモチャじゃなくて生の、おチンポが、ほしい!」
「じゃあ僕が許すまで射精しちゃダメだよ、わかった?」
「そん、な……こんな、やだ」
「僕のがほしいなら、頑張れるよね?我慢の仕方も、タイガはいっぱい知ってるでしょ?」
射精いっぱい我慢したことあるもんね、と言う彼の声に、ふっと今までされた辛い思い出がよぎった。
「それじゃあ、僕はお仕事してくるから、しばらく一人で我慢しててね」
後で様子見にくるからね、と言うと彼は上機嫌で部屋から出て行った。
「あっ、ああん……くぅ!うっ、ぁあん」
振動音と共にナカをかき混ぜるオモチャに耐えて、どれくらい経つだろう。
しっかり勃ちあがってカウパーを零す俺のおちんちんの根元には、ギッチリと銀色のリングが巻きついていた。
射精を我慢する時に使う道具で、彼が言うにはいっぱい気持ちよくなる物らしい。確かに、我慢してからの射精は凄く気持ちがいい。けど、終わりがわからないのは辛くてしょうがない。だから、これはお仕置きの時によく使われる。
イカないという約束を守るために、自分で自分のことをお仕置きしてる。こんなの変だってわかってるけど、逆らわずに従ってしまっている。
ナカを掻き回すバイブを出し挿れする。奥まで突いたり、入口の辺りを擦ったり、俺の気持ちいいとこを刺激する。こんなことしたら出したくなるのはわかってる、でも止められないのだ。気持ちいいところいっぱい擦って、ゴツゴツ突きあげたい。イボつき極太バイブ咥えこんで、アナルを雌にするの止まらない。
でも一番ほしいのは生のおチンポだ。機械の無機質な振動じゃなくて、本物の熱がほしい、俺のナカでビクビク震えて射精するおチンポがほしい。
「くっ、ぅうん。あん!あっ、あぁ……おチンポ、ほしいよぉ」
バイブを奥まで突き入れると、今度は両手で胸をいっぱいに揉みしだく。大きくなった乳首を人差し指で押し潰すように転がし、指先で何度も弾く。
彼がしているように、自分で自分の体を雌に躾けてしまう。いけないことだってわかってるけれど、その反面とっても気持ちイイ。ダメなのに気持ちよくって、もっともっとしてしまう。
強い力で乳首を抓りあげて、更にビンビンに勃たせようとする。赤く腫れて痛いくらいなのに、弄る手が止まらない。
「おっぱい、チュッパチュッパしてほしい。ミルク出ちゃうくらい、いっぱいちゅうちゅうして、ほしぃ」
すっかり雌化してエッチになった乳首が、挟みこんだ指の中で震えていた。牛みたいにミルクをビュービュー噴きあげてしまいそうな、エロい形になってて恥ずかしい。でも、気持ちいい。
すっかり雌になったアナルのナカに出された精子が、バイブで掻き混ぜられてて、こんままだと本当に孕んじゃいそうだ。そうしたら、おっぱいからミルク出ちゃうかも。
「俺、もうメスになってるぅ……ぁあ、きもちいいよぉ、ミルク出したい!赤ちゃん作っちゃう!孕んで、おっぱいからミルク出したいのぉ……ほぉおおん!お嫁さんセックス、気持ちいい!」
もう戻れない。
わかってる、こんな体で逃げられるわけがない。だって、こんなに気持ちいい。酷くされても、エッチなことが気持ちいい。
「ああ、オモチャやだぁ。本物のおチンポほしい!早くぅ……女の子おちんちんから射精したいぃ」
恥ずかしいこと言うだけで、もっともっと気持ちよくなってしまう。
もうダメだ。
「タイガ、いい子にしてたかな?」
様子を見にきたよと、楽しそうな声で彼は言った。ドアが空き、足音がした時からすっかり期待してしまったからだを抑えて、なんとか上半身を起こす。
「タイガの可愛いとこ、よく見せて?」
言われた通り、閉じていた足を大きく開き、彼の目の前にバイブを深く咥えこんだアナルと、リングでせき止められて腫れあがったおちんちんがよく見えるようにする。
低い振動音に混じって、精液が掻き回されてぐちゅぐちゅいってる音がする。でも違う、俺は精液を掻き混ぜられたいんじゃない、注いでほしい。
お腹いっぱいになるくらい、赤ちゃん孕むまで挿れてほしいのだ。
「射精ちゃんと我慢してたんだ」
「はぁん、ぁあ……ちゃんと、しゃせいガマンした……だから、はやく」
早く、挿れて。
そうおねだりすると、彼はニッコリ笑って。タイガは何になるのかな?と問いかけてきた。
昨日も一昨日も、これは言った。だからわかってる。
「俺、は……タイガは、愛欲奴隷に調教されてるの!雌になって、エッチ大好きなあなたの、奥さんになるの!」
ほらほら、と体を見せつけて言う。
おチンポが欲しくてひくついてるアナルも、精液を出したくて震えてるおちんちんも、ミルク出しそうなくらい腫れてる乳首も。息をするので精一杯なのに、キスしてほしくて堪らない唇も。全部、全部あげる。
だから気持ちよくしてほしい、もうなにも考えなくていいくらい。理性とか全部捨てて、気持ちいいのに支配されたい。
咥えこんでいたバイブを抜かれて、ぽっかりと口を開けたナカが曝け出される。極太のをずっと挿れられてたせいで、開ききったままになっちゃう。彼はいやらしく笑って、もっとお嫁さんらしく、可愛くエッチにおねだりしてと言う。
「くぅ、ん……おねがい、あなた。タイガのお嫁さんマンコにおチンポ、ちょうだい!旦那さんチンポで孕みたい!おねがい、雌セックス大好きなタイガに、ご褒美ちょうだい!ラブラブセックスしたい!エッチで気持ちいいの、ほしいのぉ!」
おねがいおねがいと舌足らずに何度も言うと、ぢゅっと舌ごと吸いつかれて深いキスをいっぱいされた。
それだけでも気持ちよくって、頭がドロドロに蕩けてしまいそうなのに。開きっぱなしの俺のアナルに、彼の太いチンポが一気に押しこまれた。
ビックンと体が大きく何度も飛び跳ねる、ヤバイ、イってる。まだリング外されてなくて射精してないけど、俺の体、イっちゃった。
「ひぃいいいいいん!イってるよぉ!メスいき、してるぅうう!」
挿れられただけなのに、もうダメだった。こんなの気持ちいい。雄でイってないのに、女の子にされてるのに、嫌でなくなってしまう。
「我慢しすぎたかな?可哀想なここも、解放してあげるね」
そう言って外されたおちんちんからは、タラタラ何か零れてるけど、それが精液なのかどうかもわからない。頭の中は綿が詰めこまれたみたいになってて、なにも考えられない。
「すっかりメス顔を曝け出しちゃって……いいよ、お望み通り孕みながらいかせてあげるから」
そう言うと俺のことを組み敷いて、まだまだいってる最中なのにズクズク奥を突いてくる。子宮なんてないのに、奥をノックされるたびに疼いて気持ちよくて、受精しようって蠢くのがわかる。
「ああっ、女の子なっちゃう!おれぇ男なのに……赤ちゃんできるぅう!また、またメスにされちゃう!ぁあん……ふぉおおおっ」
何度もイってるから、もうわけがわからない。自分が男として扱われなくなって、女の子みたいに躾けられていって、そのたびにもう元の自分に戻れないんだって、嫌でもわかる。
「ほら出すよ、タイガの大好きな精液。奥に種付してあげるよ」
「ひっ!ぁあナカくる、ナカ……ぁあ、きたっ!きた、熱いのぉおお!」
ビュービューきてる、奥に彼の精液がまた出されてる。おなか膨らんで赤ちゃんできたみたいになるまで。今日もまた彼のものだって、調教が進められていくんだ。
ご褒美だよって笑いながら、イってるナカを揺さぶられる。その振動、一つ一つが俺の中になにかを刻みつけていく。
もう、俺は逃げられない。
久方ぶりに、イベント参加したいな。同人誌作りたいなという欲求が高まってきていまして、ちょっと今後のスケジュール考え中です。
2017年6月27日 pixivより再掲