年齢確認
18歳以上ですか?

 いいえ

大我はお嫁さんになりました

鈍く痛む頭に首を傾げつつ、ゆっくり目を開けた。
まだ意識がはっきりとしない中、何度か瞬きをして天井を確認する。真っ白なレースカーテンで遮られた大きなベッドに、さらに首を傾げた。
天蓋つきのベッドから上半身を少し持ちあげ、周囲を確認する。
寝ていた真っ白なシーツの上に、大量の赤いバラの花弁が散っている。女の子ならば喜びそうな演出だろうが、生憎と俺は掃除が面倒そうだなとしか思わなかった。
身にまとっているものについても同じだ。女の子ならば憧れもあるだろうが、俺は人生で一度もウェディングドレスを着てみたいと思ったことはない。だというのに罰ゲームやなにかでもなく、なんでこの俺が、白いドレスなんて着なきゃいけないんだ。しかもこれを着せた相手はよっぽど趣味が悪いのか、今にも乳首が見えるのではないか、というくらい胸元の開いたデザインだ。ここにあるのは豊満な胸ではなくただの胸板だが、こんな服を着せられると恥ずかしくなってくるから不思議だ。
たがそれも下半身には負ける。歩くだけで下着が見えてしまうんじゃないか、というくらいスカート丈が短い。大量のフリルの間からのぞく男の足なんて、気持ち悪いだけだろうが。その足にはレースの飾りがついた、膝丈より長い白い薄手のソックスが穿かされている。嫌な予感しかしないので、スカートの中身を確認するのはやめにしておく。
手には白いレースの手袋がつけられているが、問題はその先だ。両腕をバラの花束を持つ形で、赤いリボンを使って縛りつけられている。動かしてみたものの、まったく緩む気配がない。
どういうことだと首を捻ったところで、ドアの開く音がして誰かがこちらへとやって来た。
カーテンを開けられ、眩しい光が差しこんで、思わず目を細めた。

「やあタイガ君、はじめまして」
そう言うと、男は俺の横になるベッドに乗り上げてまたカーテンを閉めた。途端に、二人っきりの狭い空間ができて、思わず身震いする。 「はじめましてじゃねえよ!誰だお前!」 声を荒げてそう叫ぶが、男はニヤニヤといやらしい笑みでこっちを見てくるだけだ。 「ふふ、とってもよく似合ってるよ。君のために特別に用意してもらったんだ、そのウェディングドレス」
「お前が変態野郎だってことは嫌ってくらいわかってるよ!俺になにする気だ」
そう言うと、男は笑いながらこちらに近づき、わかってるくせに、とやけに粘っこい声で返答する。逃げようと身をよじるが、両腕を塞がれて上手く動けず、簡単に捕まってしまった。
「変態野郎だなんて酷いなあ、今日から僕は君の愛しのダンナ様になるんだよ?」
腰に腕を回され抱き寄せられた。この男自身、かなり体を鍛えているらしく、触れたそこは大人として完成している硬い筋肉を感じた。腕力で敵うかどうか、微妙なとこだな。
「わけわかんねえこと言ってないで、さっさとこれ解いて家に帰せ!今なら半殺しで許してやる」
強気の姿勢を崩さずそう言うと、相手は表情を消して、ぐっと顔を近づけられた。
「君の勝気なとこ好きだけどね。でも、ちゃんと素直にならなきゃダメだよ?」
「うわぁ!」
ドレスの布越しに尻を撫でられて、思わず変な声が上がった。男はそれを見てまたニヤニヤ笑いに戻る。
「ほーら、そんなふうに可愛い反応してる方が、ずっといいよ?」
「うっ、るせえ!んな、変なとこっん!触んなよぉ!」
ぐにぐにと揉みしだかれて体に痺れが走る。気持ち悪いと睨みつけても、男は平然とそれを受け流した。
「君は素直じゃないね。体はこんなに正直なのに」
「あっ!ぅう」
急に股間を鷲掴みにされ、体が固まった。ぐにぐにと、男の大きな手で性器を揉まれるたび、強烈な快感が体中を駆け抜けていく。
「はっ、ぅうあ、ん」
「気持ちよくないなんて嘘に決まってるよね?」
「ひぁっ!いゃぁあん」
ピンッと指先で亀頭の辺りを弾かれて、上ずった悲鳴があがり。恥ずかしくてまた顔が熱くなった。
「感じてるんでしょ?」
「ちげぇよ、テメエに触られて、吐き気が、すんだよ!」
できるだけ低い声でそう言うと、相手はつまらなそうに、ふーんと呟いた。
「そうだ今、君がどんなパンツ履いてるのか見た?とっても可愛いんだよ」
パッと声のトーンを変え、見せてあげるよと言うと、俺を後ろから抱きかかえるとベッドのカーテンを開けた。さっきは気づかなかったが、向かいには大きな姿見が置かれている。
「ほーら、足おっきく開いて」
「やっ、やだぁ!やめろって」
男の膝の上に座らされただけでも、ちらりと中が見えかけてたのに、さらに後ろから無理に足を開かれる。フリルに包まれた足の奥は、嫌な予感そのままの最低な光景だった。
白いレースのガーターベルトと同じ色のパンツ。ふわふわのスカートと違って、淵にレースが少しついてるだけのシンプルなものだ、がどう考えても俺には似合わない。一応は男のものを収めることを考えて作ったのか、前の布に余裕はあるが、締めつけてこないだけで中の性器の形がはっきりとわかる。
それに前は普通に見えるものの、後ろ側は絶対に違う。見えていないが、尻の割れ目に沿うようにきゅっと食い込んでくる布の面積は、明らかに下着としては意味がない。
「純白のパンツがとっても似合ってるよ。誰もしらないタイガ君の可愛くって、とってもエッチなところがここにあるんだ、って思うと……興奮しちゃうよ」
「うるせえよ、いいからやめろ」
「もう、そんなに赤くなって震えちゃって。もしかして恥ずかしいのかな?」
後ろから響く男の笑い声に、腹の底が煮える。絶対に後で殴る、半殺しになるまで。と心に固く誓っていると、男の手が太ももを撫であげてきた。
「ひっん、おまえ!変なとこ触んなって、さっきから……」
「実はね、これだけじゃないんだ。中も見せてあげるよ」
嬉しそうに言いながら、男の手が太ももの横にあったリボンにかけられ、ゆっくり解かれた。それだけて呆気なく性器を守っていた布は役目を放棄して中身を晒してしまう。
「なっ!……な、に。これ」
「とってもエッチで可愛いだろ?」
可愛いわけあるか!そう叫びたかったが、恥ずかしくて喉が震えて、まったく声にならなかった。

下着と呼ぶには面積がおかしい。
筒状になった布が、性器の竿の部分に合うように被せられている。スニーカーみたいに、リボンで横幅を調整できるようにしてあり、根元で憎たらしいくらい可愛い形に結ばれている。膨らみかけた今は、全体を覆うには少し布が足りていない。明らかに男に使うことを前提として作られた物だろうに、趣味が悪いことに、これもまた淵がフリルで装飾がされていた。

「ふふ、かーわいいでしょ?タイガ君のために特注で作らせたんだよ、これ」
「……んだよ、これ」
震える声で尋ねると、男は楽しそうに笑いながら根元を結んでいたリボンを外した。
「タイガ君のエッチなおちんちんを入れるための、特注カバーだよ。エッチなお嫁さんにしてあげるからね」
「俺は男だっての!つーか意味わかんねえ、一体なっ、あっぃい!」
ギュッと竿全体が唐突に締め上げられた、見ると男の手がリボンを引っ張っていて、全体を縛りあげていた。
「ひっ!いったぁ、い。や、やめて……」
「おっと、締めすぎちゃったかな?まあ大丈夫だよね。じゃあリボンをして、根元にこれ嵌めてあげるね」
これと言われて目の前に差し出されたのは、銀色に光るリング状の金具だった。フリルやリボンで見えないが、筒になってる布に通す穴が付いているらしく、器用に取り付けるとギッチリと竿を挟みこみ、最後に小さな錠を取り出した。
「まさか……やめろよ、なあ」
「これでしっかりと留めてあげるよ。感じてないならここ、おっきくならないし、平気でしょ?」
「いっ、やぁ!やだ!やめろ、やっ!んん」
カチッと小さな音を立て、俺の性器はしっかりと蓋をされてしまった。
「やだ……やだ、なにこれ、外して」
「だーめ。君が素直になるように、お嫁さん教育しなきゃ」
楽しそうに竿を撫でてくる男と違って、俺は泣きそうになっていた。感じて膨らみかけたそこを締めつけられて、苦しくって仕方がないのだ。
「タイガ君のびしょ濡れ甘勃起おちんちん、ピクピクしてるね?恥かしいのかな?」
パンツ元に戻してあげるよ、と役目を失っていた布を元に戻され、その上から不自然に膨らみかけたままの性器を撫であげられた。堪らずに泣き声の混じった悲鳴が出るが、男はそれもただ笑うだけだ。
「どうしたのタイガ君」
「あっ……これ、外せよ!」
「僕のお嫁さんになるって、誓ってくれるならいいよ」
「ふっざけんな!誰が男の、嫁になんてなるか!」
肩で荒く息をしながら叫ぶと、相手は呆れたように溜息を吐いて。じゃあしょうがないなあ、と言うと、ベッドから下りてなにかを取り出すとすぐに戻ってきた。

「なっ、おまえ……なに、するつもりだよ!」
なんとか身を捩って逃げようとしても、そんなことは最初からわかってるかのように、男の腕にあっという間に引き寄せられてしまう。
「君が素直になるように、お嫁さん教育するだけだよ」
無理に体を起こしベッドの上に座らされると、腕を拘束しているリボンに持って来た手錠の片方を取り付ける、もう片方をベッドの天蓋の枠に通して止めた。
両手を上に挙げられた上に、少し後ろに引っ張られるので、相手に胸を突き出すような形で座るはめになる。イライラしながら睨みつけると、男はいい眺めだねとわけがわからないことを言う。
「やっぱりそのデザインにしてよかったな、タイガ君のおっきなおっぱいがよく強調されてるよ」
「うるせえ、俺に胸なんてあってたまるかよ」
「なに言ってるの、ちゃんとあるじゃないか。ここに」
むにっと両手で俺の胸を鷲掴みにしてくるものの、どう考えてもその下にあるのはただの筋肉だ。柔らかくもないし、触り心地も悪いだろうに、男は楽しそうに揉みしだいてくる。
「男の胸触って、楽しいかよ?この変態」
「楽しいよ。これから毎日揉んで、タイガ君のおっぱい、もっと大きく育ててあげるからね。それから、ここもいっぱい可愛がってあげるから」
きゅっと唐突に男の指先が乳首を摘みあげてきた。
「ふっ、ぁ……」
「んー?タイガ君、もしかして乳首が敏感なのかな?」
歯を見せて笑いながら言う相手に、そんなわけねえだろうがと睨みつけて言うと。感じてるじゃないか、と何度も摘みあげては放される。
「タイガ君ってば本当に素直じゃないねえ、気持ちいいんでしょ?ここ弄られて」
「んぁ、違う!気持ちワリーんだよ変態!放せ、このやろっぁ、いゃぁぁあ!」
両胸の乳首を強い力で抓りあげられ、ビクビクって体が跳ねた。それを見て男は喉を鳴らして笑う。
「素直に言ってごらんよ?乳首を虐められて気持ちよくなってるんでしょ?その証拠にさ、ほら。タイガ君の乳首、ビンビンに尖ってるよ?」
確かに、ドレスの上からでも起ち上がった乳首の形がはっきりと見えた。でもこれは違う、お前に触られたせいでこうなったんだ。あんな強く抓るから、腫れてしまっただけだ。
「ああごめんね、痛かったね。じゃあ今度は優しく撫でてあげるよ」
「はあ、なにいっ……やぁん!」
ドレスの上から乳首を、指の腹だけで擽るように触られる。さっきまでの強すぎる刺激に対し、じわじわと熱いのが広がっていく。
「や、ぁあ!やめろ、やめてくれって!そこダメだ、だめぇ!!」
「そうかな?ここはダメって言ってないよ?ほーら、気持ちいいでしょ?」
「あっ、ぁあん……き、もちいい、わけねえだろうが!女じゃねえ、んだから!や、んんっ!ぁあ、こら!指で弾くなあ!」
「じゃあしょうがないなあ、タイガ君の乳首に直接、聞いてみようか」
そう言うと、胸元をちょっとだけ捲り両胸の先っぽを出された。ふるりと震える乳首はしっかり硬く起ち上がってて、情けなくて泣きそうになる。
「可愛いピンク色してるんだね。粒はちょっと大きいかな?乳輪ごとぷっくり膨れて、とっても美味しそうだ」
「はっ?意味わかんね、んぁあ!ひっ、くぁあん!やっ、こらぁ……やめっ」
べろりと男の舌が乳首を舐めあげてきた。全体を何度も舐め回し、先を尖らせて粒を虐め、先っぽを吸い上げては離し。反対側のは人差し指でグリグリ強めに押し付けたり、強く摘みあげてくる。
「ひっ、んんぁ……あっ」
指や舌で弄られるたびに、痺れるような感覚が体を走る。体の中心に集まったそれは、俺の下半身へと落ちて熱く盛りあがろうとする。だがさきほど押さえつけられたことで、逃げ出せずに我慢させられてただただ苦しい。
「ほーら感じてるんでしょ?タイガ君の大きなおっぱい、気持ちよくて震えてるよ」
ちゅうっと強く吸い上げると、こっちも可愛がってあげようね、と今度は反対側の乳首に吸いつかれた。
口の中で舌を使って転がされ、たっぷりの唾液を絡ませて弾いてくる。てらてらとぬめった反対側は、軽く爪を立てて引っ掻くように弄られる。
「ちっ、が……んなことされて、あっ、ん。気持ちワリーから、震えてんだよ。いい加減離せ、よ。汚ねえな、唾つけんじゃね」
ぎっちりと抑えられた竿の根元が、逃げ出したくてずっと震えているのがわかる。これ以上続けられれば、その内、弾けてしまうんじゃないだろうか。

「まったく、君のお口は本当に悪い子だ。そんな悪い子にはお仕置きしちゃうよ?」
そう言うと、ベットの側に置いてあった箪笥から今度は細いワイヤーのような糸を二本取り出してきた。どうするつもりなのかと思っていると、しっかりと尖った乳首にぐるぐると巻きつけて縛ってきた。
「はっ!なにす、やめっ!」
「やめないよ。感じるようになるまで、乳首いっぱい、虐めてあげる」
反対側にも同じように糸をつけると、男は悪い笑みをしてみせ、両方同時に上へ引っ張りあげた。
「ひぃっ!ぁ、ぁあああああん!!いたい、いたぃいいい!」
ぐいぐいと容赦なく引っ張ってくる男を睨むが、溢れてくる涙で滲んで、すぐに顔がわからなくなる。
「ふふふ、タイガ君の乳首すごくよく伸びる。柔らかいエロ乳首なんだね」
「ひやっぅう、ちが……い、やぁあ!」
左右に引っ張られて、情けない声がまた漏れ出してくる。それを見て笑いながら、ピンッと張った糸を男の指が摘まんで弾いた。
「ひっぎぃ!……ぁあん、やめっ!それっ、やめてぇええ」
引っ張りあげられた乳首に振動が伝わって、それが直接、脳味噌をかき乱すような刺激に変わる。
「やらしいねえ、ピンクの乳首が赤く腫れあがってプルプル震えてるよ」
ほらほらと楽しそうに何度も何度も弾かれ、強い刺激が体の中に溜まっていく。痛くてやめてほしいのに、どこかで少しだけ、これを甘く受け取ってる自分に恐怖を感じた。
「ねえタイガ君、これやめてほしいの?」
「はっ、ぁあ。やめて……やめてほしい」
「本当に?」
糸を弾く指を止めずに男は尋ねる、首を何度も縦にふるが、本当かな?と相手は首を傾げた。
「でも、さっきからやらしく腰が動いてるよ。それにお股もモジモジさせて……もうイキそうなんじゃない?」
パッと糸から手を離し、俺の耳元にそう吹き込んでくる。乗っちゃダメだ、この言葉に頷いたらもっと、きっと大変なことになる。
「恥ずかしがらないで言ってごらんよ。乳首虐められて、気持ちよくなってるんでしょ?おちんちんザーメンいっぱい作っちゃって、ここもう我慢できないんでしょ?」
指先で優しく下着に収まった俺の、はち切れそうな性器を撫でていく。それだけなのに、もう爆発しそうで。
「やっ……さわ、るんじゃねえよ、この……変態」
でも、こいつに対して感じているなんて認めるのは、絶対に嫌だった。

「……素直に言ってくれるなら許してあげるつもりだったのに。しょうがないなあ、タイガ君はもっとちゃんと体でわからせなきゃ駄目だね」
そう言うと、男の腕が俺の股間を強く殴りつけた。
「ぐっぁああああああああ!」
破裂しそうな痛みに身を悶えさせると、男の腕が無理に俺を引き立たせた。繋いでいた手錠を解き、俺を後ろ向きにすると、今度は胸に繋いだ糸をそれぞれベッドの天蓋を支える左右のポールに結びつけた。
体を捩ると、両サイドから引っ張られて強烈な痛みが走る上に、震える足では上手く立っていられず体を落しそうになる。そうしたら、思いっきり上に引っ張り上げられて更に強い痛みに悶える。
「ぁうああ、ん……ひっく、あっぅうう」
弱いところなんて見せてなるもんかと思ってたがこれは無理だ。体のあちこちが痛いし、降り積もった逃げ場のない熱が暴れてて、苦しくって仕方ない。
「うっ、ぁっ!ぅう……ひっ、く。ぁあんっ!……ふ、ん……んんっ」
しゃくりあげるたびに、体が震えてピンと張った糸に乳首が刺激される。もう嫌だ、なんてこんな目に遭わないといけないんだ。腕が自由にならないので、零れてくる涙を拭うこともできない。 「いい格好だねタイガ君、可愛いおしりが丸見えだよ」
スカートから覗く尻を鷲掴みにしてきた。体に上手く力が入っていないので、自然と尻を突き出す格好になってしまって、また胸が引っ張られる。
「タイガ君のお尻、とっても弾力があるね。お肌もすべすべだし、男の子には思えないな」
「うぁあん!あんっいやぁ、ああ……やぁん!ひぃっ……ぅう」
指が沈むくらい強い力で揉みしだかれて、足が痙攣したみたいにガクガク震えている。
もう嫌だと何度も首を横に振っても、男は知らん顔をして自由に尻を触り続ける。

「ねえ、タイガ君はお尻でオナニーしたことある?」
ふいに手を止めると、声を潜めてそう尋ねられて、意味がわからずにただ首を傾げた。
「お、しり……で?」
「そうアナルオナニー、したことある?ないんだね?じゃあ教えてあげなくちゃ」
楽しそうな声に、ああこれは駄目だと思った。
きっと、この男は俺に酷いことをする。
「ねえ……おねが、もう、やめてっ」
「タイガ君のなにも知らない処女アナル、気持ちよくしてあげるね」
割れ目に食い込んでいた下着を少しずらされると、すぐそこに男の顔が近づいてきた。見えてなくても気配でわかる。もうすぐそこで俺の尻を見てる。息が、割れ目や穴の傍にかかっている。やだっ、気持ちわりいって思った直後、穴に柔らかくて湿ったものが当てられた。
「ひっ!……や、なに……それ、なにすっや、やぁああああん!」
男の舌が俺の尻の穴を舐め回してきた。嘘だろっ!そんな汚いとこ、と思ったけど。熱い舌はたくさんの唾液をつけて、舌先を窄めて尻の穴をつつきまわす。
「やぁだっ!んな、とこ舐めるな……や、なめちゃ、ぁあ、やだぁ!……ぁ、ぁあっ!ま、まって!なかぁ、なか入れようとしないでぇえ!」
入口の付近で皺を伸ばすように舐め回す舌が、その奥へ入ってこようとする。狭い中を押し広げようと、何度も何度も舐めて穴を解そうとしているのだ。そんなの駄目だって、なんとか尻に力を入れようとするものの、男の手が両方から尻を押し広げて、侵略してくる舌の前に無防備に穴を晒してくる。
肉を割り開く音が、下から聞こえる。恥かしい音を立てて、俺の中に男が入ってきた。
「おしりぃ、なかに、あったかいの入ってる……やぁあ、舌。きもちわるいぃ。おねが、もなめないでよぉ」
涙声で訴えても男は反応を返さない、逃げようとする俺を押さえつけて、穴の中を押し開いて、唾液をどんどん送りこんでくる。ぴちゃぴちゃって音が尻から聞こえてきてすごく恥ずかしい。絶対にわざと大きな音をたててるに違いない。
「はぅぁっ!ぁあ、吸って……や、吸いあげちゃやだ!おしりのなか、すっちゃだめぇええええ」
唇をつけて命一杯に吸っては、また奥まで舌を突っこんで舐めまわされる。繰り返す内に中が緩んできてるのか、舌に吸い付くように蠢くのが自分でもわかる。
駄目だ、これお尻の穴が変になってる。舌で舐められてる場所が熱く溶けてきて、押し広げられるたびにきゅって締めあげてしまう。嫌だから出ていってほしいんじゃない、気持ちよくて離したくないんだ。
できるなら、もっと奥も欲しい。むずむずするのだ、舌じゃ届かない場所が、痒いような痺れるような、とにかく疼いて仕方ない。早くどうにかしてほしい。
「はっ、ぁあ……おしり、おしりぃ……ぁああん!くちゃくちゃいって、んっ!……あっ、ついよぅ」
俺の尻を舐めながら男がふっと息を吐いた。ああ笑われてるんだ、どうして笑ってるんだろう?と首を傾げると、パチッと乾いた音がして、右側のお尻からひりついた痛みが走った。叩かれてしまったらしい。どうしてかわからずにいると、今度は左側を叩かれる。
「くぅ、んん……ぁ、お尻なんでたたくんだよ。やんっ!痛い、いたいって!やだぁ」
交互になんどもお尻を叩かれて、痛いのか熱いのかわからなくなってくる。叩かれるたびにびっくりして、中に入ってる舌をぎゅって締めつけてしまう。すごい痛いのに変だ、気持ちよくなってる。
突然ちゅぽっと音を立てて、男の舌が引き抜かれた。
「ぁあっ」
どうして、もっとして欲しいのに……そう思っていると、そっと震える腰に男の手が回って耳元に唇を寄せられた。
「お尻ふりふりしておねだりするなんて、タイガ君ったらやらしい子だね」
「えっ?」
なにを言ってるんだと考えてると、男の手が俺の尻を痴漢するみたいに撫でてきた。
「気づいてなかった?僕の顔にこのエロいお尻押しつけて、もっとして、ってふりふり揺らしておねだりしてたじゃない」
形が変わりそうなくらい、尻の山を掴まれて、甲高い声があがった。そんなことしてない、そう言いたいけど、でも気持ちよくてなにも考えられなかったから、そんなこともしてたかもしれない。
「ねえタイガ君、今度こそ素直に言ってくれるよね?アナルオナニー、気持ちよかったんでしょ?」
くにっと、お尻の穴に男の指が押しつけられる。
「っぁ、んん……はぁん」
爪先だけでぐいぐい入口を弄られて、今度ははっきりと自分でお尻を振ってるのがわかった。
「辛いでしょ?ここも」
「ひゃあああんっ!」
膨れあがった性器を柔らかく揉みこまれた。袋をやわやわと指先で弄ってくるのが、なんだかすっごくやらしくて、腰が揺れる。引っ張られた乳首がもう千切れそうなくらい痛いのに、それが気にならないくらい、男の手に握られたところが気持ちいい。
快感に引きずられるように、舐められていた尻の穴が締まって、くちゅっと音を立てた。

「ねえ乳首で気持ちよくなっちゃったよね?」
ピンッと糸を引っ張られて、体がまた痙攣した。
「ぁあっ!なった、きもちよくなったぁ!」
弾かれたように声に出した俺に、男は喉を鳴らして笑う。
「じゃあお尻は?」
「あっ、おしりもきもちいい……もっと、きもちよくしてほし」
「エッチだねえタイガ君、男の子でお尻されてすぐに気持ちよくなれる子、あんまりいないんだよ?」
くすくす笑いながらも男の指は俺の尻穴を触り、指の先を埋めてきた。
「ぁあんっ!……あん」
「ここ、気持ちよくなりたい?」
「ぁ、きもちよくなりたい……でも、ぁあっ!も、チンコ、チンコがイきたい」
手の中で揉まれた性器は、もう限界だ。
とにかく体の中にある熱を早く吐き出したい。
その一心で男に訴えかけると、抱き締める腕の力が強くなった。
「僕のお嫁さんになったら、タイガ君の気持ちいいとこ、もっと気持ちよくしてあげるよ?」
「お嫁さんに、なったら?」
駄目だ聞くなとどっかで誰かが叫んでいる。誘いに乗ったらそれこそ終わりだ、とウルサイくらいに警報が鳴ってる。
「いっぱい可愛がってあげるよ、乳首もおちんちんも。勿論、可愛いお尻の中も」
僕のものになるならね、と男は囁きかける。
駄目だ、駄目だっていうのはわかってる。でも……。
どうなの?という優しい問いかけに、我慢の糸が切れた。
「なるっ!お嫁さんなるから!もうお願い、これ外して!俺をイかせてぇ!」
「ふふ、ようやく決心してくれた?素直になってくれて嬉しいよ」
じゃあこれ外してあげようねと、まずは繋がれていた乳首の糸を取ってくれた。
もう限界だった足が、支えをなくして崩れ落ちそうになるのを、男の手がゆっくり抱きとめて、ベッドに横にさせてくれた。

「ぁ……ぅう」
伸びてきた手が手首に巻いてあったリボンを外す。ああ、そういえば殴ってやるって決めてたな、と思ったが、一緒に握らされていたブーケすらまともに持てない今、そんな力はこの体のどこにも残ってない。
そんな俺をまたゆっくりと抱え上げて横抱きにすると、乱れていた胸元をしっかりと直して、優しく頭や頬を撫でてきた。その手が凄く甘くて優しくて、酷いことされたはずなのに全部、許してしまいそうだ。
「いいかいタイガ君。僕は君の愛する旦那様として、これからの生涯、エッチでいやらしい君をたっぷり愛して可愛がって、世界で一番幸せにすることを、誓うよ」
ちゅっと音を立てて俺のおでこにキスをすると、さあタイガ君も誓って?と優しく言われた。
「えっ、えっと……」
「僕が言うこと、そのまま復唱してよ……いい?」
黙って頷くと、男はまた歯を見せて笑った。
「俺、火神大我は……貴方の愛するお嫁さんとして、これからの生涯、ぁ……えっと、旦那様のアイヨク?奴隷になり……貴方と愛し合い、理想のお嫁さんとして……尽くすことを誓います」
顔が熱くなりながら言うと、彼は笑ってポケットから指輪を取り出すと俺の左手の薬指にはめた。綺麗な赤色の石がついたシンプルな指輪だった。もう一つを渡されて、相手の手にはめてあげるとにっこり笑って、誓いのキスをと、ゆっくりと触れるだけのキスをくれた。

ちゅっと音を立てて離れた相手を、ぼーっと見つめていると、これで君は僕のお嫁さんだね、と嬉しそうに言う。
「俺、お嫁さんになった?」
「ううんまだ、これからなるんだよ。僕の可愛いエッチ大好きなお嫁さんに。でもその前に、いっぱい我慢できたご褒美あげようね」
そう言うと男の足の間に体を下ろされて、上半身を抱きこまれると。ドレスの中に手を入れて下着を取り去られ、既に異様な形に膨らんだまま止められていた性器を柔らかく包みこんできた。 「くぁ、んん……ぁっあ、あぁぁ」
「タイガ君のお汁でトロトロだね、もうこんなに膨れあがって可哀想に。すぐに自由にしてあげるよ」
カチリと鍵の外れる音がして、男の指先がリボンを外す。ポロッと手の中に零れ落ちた性器は、すぐに力をつけて見たことないくらいに反り返って、スカートの裾を自分で捲くりあげてしまった。
「ふぁあああん、あん!ぁああ、いっぁ、いきた……早くいきた、ぃい!」
「はいはい。ドロドロのおちんちん、たっぷりイかせてあげるよ」
男の手が竿にかかり、優しくだけどしっかりとしごきあげられる。ほんの少しの刺激で完全に起ちあがった俺の性器を、攻め立てるように強く弄ってくる。
「ふぁん、っぁあ、あっ!っあ!ぁああん」
「どうタイガ君、気持ちいい?」
「はっ、ぁあ。ぃい……きもちい!」
「どこが気持ちいいのかな?裏筋のとこ?カリのあたり?それとも、先っぽかな?」
カリッと先端に爪を立てられ、あっと息を詰めると、びきんって体が完全に固まって。
「ふぁっ、ぁああああ……ああ、あんっ!あんっぁ、ぁあ」
精液を吐き出してから、気持ちいいと体が遅れて感じた。たくさん飛び出して俺の顔にまで飛んできた精液は、それだけで止まらないで、震えながらどんどん奥からおもらしするみたいに溢れてくる。
「あーあ顔射しちゃったね」
ちゅっちゅっと顔中にキスをされて精液を舐め取られる。そのまま、ちゅうと唇にもキスされて、口の中に舌が入ってきた。さっきから俺の体をいっぱい気持ちよくした舌が、上あごや頬と歯の裏側を撫でて、俺の舌に絡まる。
「ふっんん、ぅん……ぁあ、ん」
頭の中でいやらしい水の音が響く。くちゃくちゃ掻き回されて、痺れてくる。それをうっとりしながら聞いてると、ちゅうって舌を吸い出されて、俺の唾を美味しそうに飲みこむと、彼は嬉しそうに目を細めてまた頭を撫でてくれた。
手の中でまだ俺のチンコはイってる。
ああ、止まらない。気持ちいいのが、止まらない。
「あっ、ああ……チンコ、とけそう」
「気持ちいい?」
「きもちぃ……ぁん、きもちぃいよぉお、ふっ!ぁあ、あん。チンコずっと、きもちいいっ」
「チンコじゃなくて“おちんちん”って言って?」
なんで、という疑問も、男の手が意地悪に竿を刺激し始めて飛んでしまった。
「ひぁっ!ぅあ……んん、ぁんんっ!おちんちん!……おちんちん気持ちいいっ!ひっぃあ、いっ……だめぇ!またイクッ!」
ぴゅっとまた勢いよく精液が飛び出る。今度は顔にはかからなかったけれど、着ているドレスの上にたくさん精液がかかってしまう。
「ぁあ、ドレス汚れちゃう」
「いいんだよ、これからタイガ君はもっともっとエッチなことするんだから」
どういうことか聞きたかったけれど、長かった射精がようやく終わって、息をするのだけで精いっぱいだった。くったりと、体を後ろにいる男に預けてしまってゆっくり息を整える。トロトロって気持ちいいのがまだ体にまとわりついてて、気が抜いたらすぐにまた勃起しちゃいそうだ。

そんな俺の頭を撫でて、ちゅっと耳元にキスをすると。彼は俺をその場に仰向けに寝かせ、大きく足を割り開いてその間に体を滑り込ませた。
「タイガ君の可愛いとこ、全部丸見えだよ」
「えっ……あっ!」
されるがままになっている内に、俺の体の全部を晒していることにようやく気づいて、ちょっとだけ恥ずかしくなってきた。でも隠そうとスカートに手をかけると、駄目だよと優しく外されてしまう。
「もっともっと可愛いところ見せてもらわなくっちゃ」
伸ばした指先が、お尻に触れた。穴の入口を何度も突かれて、期待に甘い声があがる。
「あっ……ああ」
「ちょっとまだ、滑りが足りないなあ。いいもの取ってくるから、そのままで待っててね」
そう言うとまたカーテンの外へと出て行ってしまった。おちんちんもお尻の穴も、無防備になったままで、すごく恥かしい格好をしているんだと改めて思うと。なんだか、奥がまた疼いた。
「はぁ……ん、ぁあ。ここに」
これからなにをされるのか、ぼーとした頭で考えながら自分から穴に指を這わす。彼がそうしたように入口を何度も撫でて、それだけじゃ足りなくて、少しだけ中に指を入れた。
「ぁん指、いい」
第一関節をちょっと過ぎたくらいまで、人差し指を埋めてからゆっくり息を吐き出す。舐められていたおかげて、これくらいならすんなり入った。中も唾液のせいでしっとりしてて、柔らかくて気持ちいい。 くにくにと少し曲げ伸ばしてみる、狭くて締めつけてくる肉が、少しずつ広がっていくようだ。それと同時にもっと奥へ、これを突き入れたい衝動に駆られる。さっきから続くむずむずに、指先で触れてしまいたい。
「なに一人でいい事してるの?」
「あっ!ぁぁあああんっ!」
突然横からかけられた声に、ビックリして少し深く指が入ってしまった。狭い中の肉を指先が割り開いていく感覚が、なんかすごくいい。
「そのままで待ってて、って言ったのに。そんなにお尻、気持ちいい?」
中に入ってた俺の指を引き抜くと、キスをしてから口の中に入れられた。爪の先っぽから指の間まで、舌がくすぐって可愛がられる。
「駄目だよ、タイガ君のお尻を最初に開くのは僕だから」
「あっ、ぅう……ごめんな、さい」
「いいよ。僕こそごめんね、寂しかったんだよね?いっぱい可愛がってあげるから、許してね?」
そう言うと、持ってきたボトルの中身を手に出して少し馴染ませると、彼の指がお尻の穴の淵を撫でた。
「もしかして、一本くらいなら入るかな?」
「へっ?ぇえ、ぁっ……ひゃぁあああんっ!」
ゆっくりと入口に入った指が、一気に奥までを割り開いてきた。

ヌルヌルに濡れてるせいか、簡単に奥へきてしまう。それに、触れたところからじわってあったかいのが伝わってきて、中から痺れてくる。やっぱりいい、狭いところを広げられて、奥へ推し進められるの、すごく気持ちいい。
「ああっ!いいよ、タイガ君のアナル!熱くてキツキツで、でも感じちゃうんだろ、すごく!指入れただけなのに、ぐちょぐちょにされるの待ってるの、わかるよ」
「へぁっ!くぅ、ぅううん!……あっ、ぁあまってぇ、そんなっ急に、激しいのやぁ」
突き入れられた指が、お尻の中を何度も行き来してる。引き出すと寂しくなって締めつけては、またそこを割り開かれて、気持ちいいのが止まらない。
「ひぃいいん!……お尻、おしりのなかぁ、あっつい……ぁっ……っ!!くぁ、んっ!ぁああああん」
ちゅぽっと音を立てて中から出ていった指が、太くなって返ってきた。ビックリして、内股を痙攣させながらぎゅうぎゅうに締めつけてしまう。
「……あっ……二本、はいってる?」
ぴっちりと咥えこんでる肉が、中にある指の形に馴染んできてわかった。
「うん。流石に二本目はまだキツかったかな?でも、タイガ君の中、美味しそうに咥えこんでるよ」
ほらわかる、と言いながら穴の中で重なってた指が少し開いた。ミチッていって広げられて、また感じてしまう。
「あっ、はぁぁあんっ!……お尻、いっぱいなってるぅ」
「やっぱりまだキツ過ぎるね、一度抜いて、ローション足すよ?」
えっと声をあげる前に、気持ちよかった指が抜かれて、うつ伏せにされると、お尻を高くあげられて、入口にボトルの管が当てがわれた。どうするのだろうと思ったら、ぎゅと押し上げられた中身が、お尻の中に入ってきた。
「ふぁぁああっ!やっ、入ってくるぅ……これ、だめっ!」
お尻の中を液体が走り抜ける奇妙な感覚に、ちょっと気持ち悪くなる。
「これで充分かな?さ、もう一回入れてあげるね」
ボトルを引き抜かれ、穴の入口に指が二本添えられたと思ったら、すぐに奥までやって来た。ローションのせいで中はぐちょぐちょだ。突き入れられて飛び出した液体が、穴の淵を伝って零れていくのまで感じて。中がまた締まる。
「これ……このかっこ、やだぁ」
お尻だけを高くあげたポーズが、どんどん恥ずかしくなってくる。気持ちいいとこを押しつけてるみたいでやらしいし、なんだか犬になったみたいだ。
「恥かしいのかな?アナルきゅうきゅうさせてるね。気持ちよくない?」
グチグチ中を擦られて、確かにとっても気持ちいい。
「気持ち、いいけど……これは、イヤッ!」
涙ながらに訴えると、彼はわかったって言って俺の足を掴むと、中に指を入れたままぐるっと、俺の体の向きを変えた。

「ひっ!くっ、んん!!……っぁ!……」
その瞬間、ビックンと体全体が脈打って、また射精してしまった。なにがあったのかわからないで呆然とする俺をしばらく見て、なにかに気づいたのか、彼の指が中を探るように動き出した。 「ぁ……まってぇ、いま……イったから、なか……だめだぁ」
「ごめん。でも待ってあげれない。多分、このあたりだと思うんだけど」
ぐにぐにと中を探ってた指が、コリッとしたとこに触れた。
「ひっ!きゃっぁああん!」
ヤバイ、またイきそうなくらい、ナカ気持ちいい。きゅうきゅう締めつけてしまう俺を見て、彼は嬉しそうに笑った。
「みつけたよ、タイガ君の気持ちよくなっちゃうとこ」
「へっ?……ぁあ!そこぉ、そこだめぇっ!さわっちゃ……やぁん!」
「わかる?ここ感じちゃうんでしょ?元々お尻弄られて気持ちいいタイガ君には、ちょっと刺激が強すぎるかな?でもいいでしょ?腰揺れてるよ」
自分でもわからないで、気持ちいいことしようって体が動いてしまってる。感じ過ぎて辛いのに、でももっとしてほしい。
「タイガ君はエッチの天才だね。それとも、本当は女の子だったのかな?」
「ふぁ、ぁああん……お、れ……おんなのこじゃない」
「そうだね。女の子でも、こんなに中で感じちゃう子なんて、なかなかいないよ」
ぐいって中を広げられて、また気持ちいいとこを突かれる。感じてすぐに引き抜かれて、今度は三本になって中に返ってきた。
「あんっ!また、ナカっ広がっちゃぅう」
「ちゃんと広げておかなきゃ、タイガ君は処女なんだから」
入れられた指が中で思いっきり開いて、また穴が大きくなった。内側に風を感じるくらい広げられてしまって、元に戻らないかも……と少し心配になった。

「ああっと、ここを可愛がるの忘れてたね」
左手でピンッとドレスの上から乳首を弾かれて、体を仰け反らせて感じてしまった。
そんな姿を見て笑われつつ、おっぱい見せて、というお願いに顔が熱くなったけれど。大人しくドレスの胸元に手をかける。
「ぁんっ」
顔を出した乳首は、とてもやらしい形をしてた。
散々弄られてたので粒は赤く染まっていて、大きさもいつもより倍以上に膨れてる。そこだけ見ると、本当に女の子になってしまったんじゃないかってくらいだ。あちこち引っ張られて血は出ていないけど、しばらくは起ちあがったまま元に戻らないかもしれない。
「ぁあ……ちくび、触らないで」
「どうして?こんなに可愛いのに」
空いてる左手で柔らかく抓られ、また感じて背中が仰け反ってしまう。ドレスの布に擦れただけでも感じたのだから、これ以上触られてしまったら堪らない。
「ぁあん……ちくび、これ以上したら、乳首が女の子なっちゃう!」
「もう女の子だよこの乳首。こんなぷっくりエッチに乳首が膨れた男の子なんて、いるわけないでしょ?」
「ちが、これはさっき虐められたからぁ!ひゃっん」
空いてる乳首にキスされて、クスクス笑われる。それだけなのに、息がかかるだけでも敏感なそこは感じてしまう。
「でも感じてるんでしょ?感じちゃうのはタイガ君のせいだよ」
可愛いなあと言いながら、吸いつかれる。
「ふふ、本当に女の子みたいだね。ミルク出ちゃいそうなくらい、乳首ビンビンだ」
「ふぇっ!ぁえ?」
彼の言葉が、頭の中でいけない想像をさせる。
俺の乳首から、勢いよく母乳が飛び出してくるところ。おっぱい揉まれて、射精するみたいにビュービュー出したり。赤ちゃんみたいに彼がおっぱいを吸っているところを、想像してしまう。
ちゅうちゅう音を立てて吸われたって、なにも出るわけないのに。それでも美味しそうにしゃぶられてると、なんだか変な気分になってしまう。
「ぁあん、そんな強くすっちゃぁ……やっ!あんん。なんか、本当におっぱい出ちゃいそう」
そんなわけないってわかってる、でも刺激されて胸の奥から白いミルクが、出てきそうな気がして。そう考えてしまったら、余計に乳首が感じてしまう。
彼が顔をあげると、ニヤニヤとまた人の悪い笑顔でふーんと呟く。
「へえ、タイガ君の乳首は、感じ過ぎるとおっぱいミルク出ちゃうのかな?」
「はっ……ぁ、出ない。俺、男だからおっぱい出ないっ!ぁあああっ」
ぢゅっと乳輪ごとおっぱいに吸いつかれて、舌を使って乳首いっぱい刺激される。口の中で転がされて、ねっとり撫でられるたびに熱いのが胸の中に溜まって、おっぱいから射精しそうな気分になる。
「ぁあ、やっぱ……でちゃう……おっぱいから、ミルクでちゃうぅ」
「ほーら出してごらん、タイガ君のエッチなおっぱいミルク、飲ませて?」
片方を摘みあげられて、もう片方を吸いあげられて、ビクッとおっぱいだけじゃなくて全身が震えて、またおちんちんがイッてしまった。

「んんっ……こっちからミルク出ちゃったね」
イッた直後に萎えた性器を撫でられて、また甘く感じてしまう。普段とは違う、イった後も続くふわふわ気持ちいい余韻の中で、彼がまた頭を撫でて額にキスしてくれた。
「ねえ、自分でおっぱい気持ちよくなってみて」
そう言う声に従って、ずっとなんとも思ってなかった胸を、両手でゆっくり揉んでみた。筋肉つけようと頑張った成果なのか、手の中の肉はそれなりに膨らみがある。女の子みたいに柔らかくないけど、ムチムチしてて触り心地がいい。なんとも思ったことないけど、おっぱい揉むの気持ちいい。
でも一番気持ちよくなるのは乳首だ。敏感になってるとこをそっと人差し指で優しく突つく。コリコリって転がすと、奥が熱くなってきて、またミルク出そう……。
「おっぱいミルクでイっちゃうの想像するなんて、タイガ君も相当な変態だね」
「はあ、ちがう……お、れ変態じゃ、ない」
違うって言いながら、俺は両手で乳首挟み込んでくいくい引っ張ってる。柔らかくってプリプリしてて、確かにこれ女の子だ。
「嘘ばっかり。乳首虐めて、男の子なのにおっぱいミルク出ちゃう妄想して。初めてなのにお尻オナニーでビクビク感じちゃうなんて、変態だよ。いや、ど変態かな?」
「あっ……いや、やめて」
自分でおっぱい揉んでるの見られながら、意地悪を言われて、気持ちよくなってしまってる。
でも、おっぱい気持ちよくするの、やめられない。
やっぱり、俺、変態かもしれない。

夢中で乳首を虐めてる俺を見て、彼はクスリと笑うと、また起ちあがってトロトロになってるおちんちんを柔らかく握りこんだ。
「タイガ君って、実は絶倫なのかな?さっきからいっぱいイッてるのに、全然まだいけそうだね」
知らない言葉に首を傾げ、ぜつりん?と呟くと、彼はまた人の悪い笑顔になった。
「知らない?エッチ大好きな子のことだよ」
そう言って、お尻の中にずっと埋められてた指を一気に引き抜かれてしまう。途端に中が寂しくてむずむずし始めた。埋めるものが欲しくって、入口がひくついてるのが自分でもわかる。それは勿論、彼にもバレてしまっている。
「ほーら、エッチ大好きな子が気持ちよくしてほしいって言ってるね」
指を一本だけ入れて、ぐるっとナカを掻き回される。それだけでも充分、きゅんってするけど。でもすぐに離れてしまって、またほしくて奥が疼く。
「準備は完璧だね。それじゃあ、タイガ君。僕と一緒に気持ちよくなろうね」
自分のズボンに手をかけて、ベルトを外してさっと下着ごと脱ぎ去る。
現れた男のおちんちんは、俺のよりもずっと大きくって、太くって、大人のってかんじがした。
しっかり勃起しているそれを何度かしごくと、俺の両足を左右にいっぱい開くと、お尻の奥で蕩けたままの穴におちんちんを近づけてきた。

そうだ、お嫁さんなんだから旦那さんとSEXするんだ。勿論、俺が奥さんなんだから、あのおちんちん中に入れてあげる方だ。

「あっ……待って、それ……そんなの、むり」
入るわけない、そう震える喉でひねり出せば、彼は苦笑いした。
「大丈夫だよ。タイガ君の処女お尻マンコ、いっぱい気持ちよくしてあげたでしょ?ほら、ぐちょぐちょに蕩けて、気持ちよくしてもらえるの待ってるよ」
先っぽを穴の入口に当てられて、思わずビクッて震える。熱いしめちゃくちゃ硬い。指よりずっと太いおちんちんに、蕩けた穴の入口がちゅっと吸いついてしまう。
「あっ……おちんちん、すごぃ」
「僕のはチンポって呼んでほしいな。君の旦那様おチンポだよ。変態タイガ君はきっと、これ大好きになると思う」
吸いついていたお尻から、すっとチンポが取りあげられる。あっと小さく声をあげたら、笑われて、また押し当てられて入口がキスをする。
ちゅっ、くちゅっ、と何度も俺のお尻の穴をチンポがキスしてくる。くすぐるように触れては、すぐに離れて、焦れったい。
「ぁっ……ぁあ、も……んぁあ、ぅん……おチンポ、ちゅってしないで」
「んー?ねえ、挿れていい?タイガ君のトロトロのお尻マンコ」
ちゅっちゅって何度も触れていたチンポが、少し強めに押しつけられた。穴の入口が少し大きく広がって、勝手に奥へ挿れようと動きだす。
「ぁ、挿れていい!いいよぉ、ちょうだい!おチンポ挿れてっ!」
俺のお願いに彼は笑うと、しっかりと足を抱え直して、先っぽを穴の中にゆっくりゆっくり埋めてきた。
「ひぃっ!ぁっ……ぁぁ……あっ」
ミチィ、くちゃぁって、音を立てながら俺の中におチンポが入ってくる。先っぽが穴を通って、どんどんカリの形に広がっていくのがわかる。
カリを通り過ぎると、キュッと竿のところまで穴が収縮して、おチンポを頬張った。
「ひっ……ふぅ、うん。あっ、ぁついよ……おチンポ、あつい」
「ふふふ、まだだよ?まだ先っぽしか挿ってないんだから」
太いカリが奥へ奥へ、俺の中を押し広げていく。見てないのに形がわかるくらい、中がキツく締めあげてるのだ。カリの反り返りどころか、竿に走った血管の形がわかりそうなくらい、中の肉がきゅうきゅう締めてる。でも、指と舌で柔らかくしてくれたからそんなに痛くなくて、ミチミチいいながら俺の奥に入っていく。
「ひゃぁああんっ!……ぁああん!い、まぁ……ゴリュッて、きもちぃとこ……はっ!ぁ、ああ……まだ奥、はいってくるっ!」
気持ちいいとこ擦られて、ピュッて軽くおちんちんがイった。だけどまだチンポは挿ってくる。もう、指で解されたところは通り過ぎたはずなのに、まだくる。指で広げられなかった奥まで、チンポが直で広げてくる。
男の尻の中なんだから濡れるわけがないのに、狭い中を擦りあげられて、じわりと愛液が滲み出てきてる気がする。
ふと、彼の動きが止まった。ようやく奥まできたのかと、安心してゆっくり息を吐き出した。

「はぁん……すごい、おくまできてる」
熱くって整わない息のままそう呟くと、上から、ごめんねという優しい声が降りてきた。なんで謝ってるんだろうと、彼を見上げると、なぜか苦笑いしている。
「ごめんタイガ君、僕のチンポ、まだ全部入ってないよ」
「……えっ?」
「あと三分の一くらいだけどね。ほら、頑張って全部、挿れてね」
「うそ、嘘だろ……ちょっと、まって!頼む、もうそんな無理だ。お尻のなか、も……いっぱいだから、やめっ」
「タイガ君の処女膜、しっかりぶち抜いてあげる」
ゆっくりした動きから突然、腰をしっかり掴まれて、奥へ打ちつけられた。
ブチブチって中でなにか弾けてしまったような、変なかんじがして。熱いチンポがもっと深いとこまできた。内臓を押しあげてくる太いチンポに、お腹もお尻も苦しくて仕方ない。なにより熱い。焼け焦げそうなくらいチンポと、無理に広げられて悲鳴あげてる中が、強い熱を持ってて、もう駄目だ。
「はぁ、はぁ、はぁ……くるし、おなかくるしい。もうだめ、はいらない……おチンポ、おく、はいらない」
「大丈夫だよ、ちゃんと全部入ったからね。トロトロキツキツの処女お尻マンコが、僕のチンポの形に広がったよ。よーく覚えておいてタイガ君、これが君の愛しの旦那様の形なんだから」
俺の頭を優しく撫でながらそう言うと、中に埋めこまれたおチンポを少し揺さぶられた。軽く擦れ合っただけなのに、体の熱がぐっと上がる。

奥の奥まで、完全に開かれてしまった。俺は男のものにされてる、お尻から体から全部。はじめはそんなの嫌だって思ったけど、今はそんなことない。奥まで埋めこまれたチンポ、締めつけるのが嬉しい。
「ここは、もう僕専用だからね?」
いっぱいに膨れた穴の入口を指で撫でながら、彼は楽しそうに言う。
「はぁ、んん……タイガ君」
蠢く中に刺激されて、彼が少し喘いだ。それを見て俺まで感じてきまう。
ここは彼のチンポの形に開かれて、彼を気持ちよくするための穴になったのだ。チンポ締めつけてる奥が疼く、もっともっとよくしてあげたくて、気持ちよくなる。
「タイガ君、気持ちいい?」
「ぁあん……きもちぃい。おチンポ、なかでもっと、ぁんっ!きもちよくなってぇ」
「タイガ君っ!」
「ひぃっ!ぁあん!っあん……ぁあああああ!」
腰を掴まれて、おチンポが中を突き刺してくる。浅く抜いて戻ったり、深く打ちつけたり、バラバラのリズムで攻めてくる。
「あっ、ぁああ!そこぉ、そこだめぇええ!いっぱいかんじちゃうから、だっ……ぁあ、おちんちんイクっ!いくぅううう」
感じちゃうとこ亀頭でゴリゴリ擦られて、派手に精液撒き散らしながらイッてしまう。でも彼は動きを止めずに、中を擦りあげてくる。
感じすぎてわけがわからない。旦那様チンポ気持ちよすぎて、奥まで突き刺さるたびに軽くおちんちんイッちゃう。
荒い息をしながら俺の中で気持ちよくなろうってしてる、彼に震える手を伸ばすとぎゅっと力強く握ってくれた。
「タイガ……ああタイガ。とっても可愛い。愛してるよ、僕のタイガ」
奥をズンズン突きながら、熱っぽい声で囁かれる。胸が全身が沸騰したみたいに震えて、思わずその腰に足を絡めて引き寄せると、俺から口にキスをした。
「んんっ……ぁあ、俺も……好きに、なっちゃった」
うわきしたら、ゆるさないぞ。と全身でぎゅうぎゅう締めつけながら言えば。彼はそれに答えながら、そんなことできないと言った。
「このチンポは、お嫁さんであるタイガ専用だから、ね」
「はぁ……ん。おれ、せんよう」
「そう、君のものだよ」
ああ、もうイク。という掠れた声と共に一番奥まで、チンポで貫かれる。
「あっ!ぁああっ」
一瞬、中でとっても太くなった竿が、ぱっと弾けてしまった。熱い液体がたっぷりと注がれる。ビュービューたくさんの精液が流れこんでくる。お腹の中もうチンポでいっぱいだったのに、そこにまだ熱いのが溜まっていく。
「ぁぁぁぁあああ……いってる、おれのなかでチンポが、いってる」
「んん……ああ、すごい。タイガのナカ、僕の絞り取ろうって動いて……ぁあ、まだ出る」
びゅるびゅるイッてるチンポが、緩く突いてきて、奥の奥まで精子を注がれる。気のせいかお腹が少し大きくなってる、チンポと精液で膨らんでるんだ。ないはずなのに、子宮がキュンキュンして、たっぷりと注がれた彼の精子を喜んでるのがわかる。

精液を出しつくして、ゆっくりとチンポが抜かれた。カリが入口に引っかかって、またビクッて感じちゃう。
「あんっ!……ぁあ」
ぽっかりと、お尻の穴が開きっぱなしになってて。注がれた精液がいやらしい音をたてながら溢れてくる。恥ずかしくてなんとか穴を塞ごうとしても、ヒクヒクするだけて、すぐに全部閉じない。
「あんっ……穴、開きっぱなしになってるぅ……ああ、やだぁ……はずかし」
「ついさっきまでピチピチの処女アナルだったのに。すっかり僕専用のお嫁さんマンコになっちゃったね」
指を入れられて、左右にくぱっと大きく口を開かれる。精子で汚れたところを見られて、きゅうっと恥ずかしくて中が締まった。
「一生愛してるよ、タイガ」
優しくキスを交わした後で、再び突き挿れられたチンポに、俺はただ幸せを感じていた。

「もう離さないよ、僕のお嫁さんのタイガ君」

あとがき
無理やりされている内に淫乱な自分の性に目覚めちゃう的な、エロ漫画チックなものが書きたくなって。色々考えた結果、なんでかとち狂ってモブが登場していました。
後悔も反省もしているけれど、これだけはハッキリ言います。
書いていてとても楽しかったです。
この間、「雄嫁さん」という言葉を拝見しまして。
これで「およめさん」と読むんでしょうけど、なんというか言葉の響きとかそういうのに、凄く萌えたんです。
世の中には色々とエロい……偉い人がいるんだなと思いました。考えた方、最高です。
男の娘って、女の子みたいに華奢で可愛い顔してる子が多いですけど。女の子みたいならいっそ本物の女の子でもいいんじゃないの、とかたまに思ってしまうわけです。可愛いから正義ですけど。
だけどこいつは、筋肉質な男の子を雌落ちさせるのが癖です。
2013年11月11日 pixivより再掲
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