白い水干に身を包んだ色白の少年が、京の往来を歩いている。
身なりが良いためそれなりの家の者だと思われるが、貴族であるならば一人でしかも徒歩で外を歩く事など、そうそうしないだろう。
普通ならば誰よりも目立つだろうに、通りを行く少年を誰も気にとめていない。
少年の傍には、少年と雰囲気の似た黒い犬が付いて歩いている。
「ここです、ちょっと待って下さいね」
そう言って立ち止まると、傍らに居た犬にそう声をかける。大人しくその場で座って、少年からの声を待つあたり、よく躾のされた飼い犬のようだ。
「青峰君、居るのでしょう?お邪魔しますよ」
ぴったりと門の閉ざされた家の前でそう声をかける、すると中からゆっくり扉が開いた。
それを見て「行きますよ」と声をかけると少年は屋敷の中へ足を踏み入れた。
玄関ではなく、中庭へ向けて歩みを進める。ここの主が縁側で昼寝をしているのを知っているので、こちらから行った方が早く用件が済むのだ。
「どうもこんにちは」
読み通り日当たりの良い縁側で昼寝をしていた主に、少年・黒子テツヤは声をかけた。
「ようテツ、土産でも持ってきてくれたか?」
寝そべったままそう答えるのは青い水干に身を包んだ、長身の男だった。京に住む貴族にしては色が黒く、武士と言われれば納得してしまうくらいに逞しい体をしている。
「悪いんですけれど、急いでいたので手土産などはありません」
そう答える友人に、そうか残念だと男・青峰大輝は答え、まあ座れと手招きした。
「おーい茶、淹れてくれ」
ゆっくりと体を起こすと、屋敷の奥に向けてそう呼びかける青峰を見て、黒子は不思議そうに首を傾げた。
「おや、君の元にもようやく世話を焼いてくれる方が来てくれたんですか?」
「あっ?んなわけねーだろ、生身の人間が好き好んで陰陽師の家に仕えてくれるもんか」
そう、この男と少年はただの貴族の子息ではない。それぞれが力を持った若い陰陽師なのである。
陰陽師とてただの人なのだが、その周囲には常に人ではないモノの気配が漂っている。それを気味悪がって、家に仕えたいと名乗り出る者は少ないのだ。
なので彼等は家の仕事を自らの式神に任せている事が多い。
「君の式は人型ばかりですから、声をかけたのが珍しくて」
青峰は世話が面倒だからと実体を持った式神を使わない、多くは何かの形に模した人形を使っているのだが、それ等であれば主の命令を聞かずとも勝手に動いてくれる。
という事は、人か少なくとも実体のあるものへ向けて青峰は声をかけた事になる。
黒子はそれが珍しいと言ったのだ。
「この間、一匹連れて来ただろ。お前だって居たじゃねえか」
「ああ彼ですか、でもそんなに器用には見えませんでしたが」
「だろうな」
そう答えたところで、奥で人の動く気配があった。
黒子が視線を向けると、そこには赤い衣に身を包んだ背の高い青年が居た。髪は燃えるように赤く下の方は黒に変わる不思議な色で、肌の色はとても白い、虎のように鋭い目を持ちその瞳もまた燃えるように赤かった。
手にしている盆の上には二人分の茶の用意が出来ているようで、すっと頭を下げて傍に寄ると器に入った茶をそっと並べた。
「火神、コイツはテツっていう俺のダチだ、ご挨拶しろ」
そう言われて火神と呼ばれた青年は小さく頷き、少年の方に向き直る。
「俺は火神だ、えっとよろしく……です?」
「火神君ですね、僕は黒子テツヤといいます。こちらこそよろしくお願いします」
礼儀正しく挨拶をすると、そうだと彼も呼びかける。
「折角なんで僕の連れも挨拶してもらいましょう、二号おいで」
黒子が呼びかけると庭に入らずに座っていた子犬が、三人の元へやって来た。
「彼は僕のお供の……」
「犬だぁあああ!」
大きな体を仰け反らせ、火神は傍に居た青峰に抱き着いた。
「ちょっ、待て火神……お前、苦しいから離せ」
「嫌だ、止めろ!マジで、犬だけは止めろぉぉおおおお!」
その様子を見ていた黒子は、不思議そうに首を傾げる。
「変ですねえ。猫又は山の獣や人を喰うと言いますし、君は鬼まで喰らうのですから、ただの犬ごとき恐れないんじゃないんですか?」
「犬は駄目、本当に駄目なんだそれだけは!」
涙目になって自分の主人に縋りつく火神と、そんな相手を引きはがらしたら良いのか、抱き締めて落ち着かせてやればいいのか迷っている、顔を赤く染めた青峰を見つめ、黒子は「そうですか」と表情を変えずに言った。
「では姿を変えさせましょう、犬でなければ平気なんでしょう?二号」
声をかけられた子犬は、ひょっと飛び上がって姿を変えた。
来ている衣服は真っ黒だけれど、それ以外は主人である黒子とうり二つの少年が庭先に立っていた。
「僕のお供のテツヤ二号です。変化に慣れてないのですが、僕の姿に上手に化けてくれるので、こうやって連れています。二号、ご挨拶して下さい」
「はいご主人サマ!始めまして火神サン、二号です」
ぺこりと頭を下げる相手に火神はおそるおそる「おう」と返答する。その間も、青峰に抱き着いた腕を解かない辺り、本当に苦手なようだ。
「火神、気にするなよ。アイツはそんなに危ない奴じゃねえから、そこに居る黒子と一緒だろ?全然平気だ」
見かねた青峰がそう声をかけるが、火神は相変わらずうっと声を詰まらせて視線を漂わせる。
「でもよお、犬だぜ……犬は永遠に俺達の敵だぁ」
「そんな事ありませんよぉ、ボクは火神サンと仲良くしたいです」
そう言って近づいて来た黒子とうり二つの少年を見つめ、火神は恐る恐る青峰から離れる。大丈夫かどうか自分で確かめようと、そっと手を伸ばすと二号と呼ばれた黒子の式神は、その手を取ってちょっと微笑んだ。
「お互い、ご主人サマのために頑張りましょうね?火神サン」
「あっ……ああ、うん」
どうやら悪意はないらしい、と判断したらしい火神はちょっとだけ落ち着きを取り戻し。結果として自分の行動が恥ずかしくなってきたのか、顔を真っ赤に染めて「そうだ!菓子があるから取って来る!」と慌てて走り去った。
「お構いなく、用件が済んだら僕はすぐに帰りますから」
その背中に声をかけたものの、果たして聞いていたのかは不明だ。
「それでテツ、俺に何の用だよ?」
「いえ、仕事を依頼されてしまったので僕一人の手には余るものだったで。君が良かったら手を貸していただけないかと」
「ふーん、どんなだよ?」
「最近、朱雀門の上に物の怪が出るそうですよ。人の臓腑が好きらしくて、それだけ食うと後は捨て置いてしまうので、周囲に他の物の怪も湧いて出るのだとか。気味が悪いから、さっさと何とかしろと言われまして」
それを聞いた青峰は、ニッと口元を緩めて笑った。確かに、それは自分好みの仕事である。
「それで、いつ行くんだよ?」
「早々に片付けろと言われたので、今夜にでも」
笑っている青峰を見て、黒子はちょっと溜息を吐いてから立ち上がった。
「行きますか?」
「ああ行く。火神、来い!」
主人の命令に従って現れた男に、青峰は笑いかけて「飯喰わせてやるよ」と言った。
「マジで?」
「ああ、だから俺とテツと二号を背中に乗せて走れ!」
「多いな!つーか、そんなに乗せれるか!」
喧嘩を始める二人を眺め、黒子と二号は同じ顔で溜息を吐いた。
「ご主人サマ、このお二人ちょっと似すぎじゃないですか?」
「そうですね、面倒です」
夜、半分欠けた月が朱雀門の上にかかっている。
近頃不気味な噂が流れる近辺に、人気は無い。
そんな中を、白い水干に身を包んだ色白の少年が歩いている、手元には僅かばかりの明かりが灯っているが、深い闇の中ではその光はあまりにも心もとない。
「これ、そこを行く人」
そんな少年に門の上から声がかかった、少年は上をそっと見上げる。
「何でしょうか?」
「こんな夜更けにどちらに行かれる?」
「すみませんが、行先を教える事はできません。僕の主との約束なのです」
「そうか。いやね、近頃はこの道を夜に通る人間が居ないのもでね、珍しくて仕方がないのさ」
「そうですか。僕と主は二日ほど前に京に帰って来たばかりなので、近頃の京の話は知らないのです」
何かあったのですか?と少年は声に向けて尋ねた。
「何、この朱雀門の傍で毎夜。儂が人のはらわたを喰うと、噂になっておったのよ」
そう言って出てきた巨大な影は、少年の体を易々と巨大な両手を持って掴みかかった。あっと声を上げる間もなく、白い衣が闇の中に沈む。
「ぬっ」
そこで相手の動きは止まった。暗闇の中でも目は生きているからこそ、自分の手に不用意に突き刺さった物に気が付いたのだ。
それは針だった、人の指ほどの長さはある長い針だ。
「これは、陰陽師の仕業か?」
「そうだぜ」
すっと暗闇から突然姿を現したのは、京の人にしてはやけに逞しい体をした青年。陰陽師・青峰大輝である。
「最近、ここらで騒ぎを起こしてるのはお前か……また随分とデケエな」
青峰も人にしては大きい方ではあるものの、この男をはるかにしのぐ大きさを相手の物の怪は持っている。四足で地面に張っている姿は、どうやら何かの獣のようだ。
「ふん、陰陽師一人で何ができる?」
「ハッ!よく言うぜ、動けねえ癖によ。残念な事に、お前はとっくに罠にかかってるんだよ」
「その通りです」
青峰の後ろからすっと現れたのは、真っ白な服に身を包んだ少年だった。
「おまえ、今ここに」
そう言って、相手が見下ろすと自分の手の中には何もいない。
「残念ながらそれは僕の身代わりです、よく化けるでしょう?彼のお陰で、貴方に呪縛の札を張る事もできましたし」
そう言う少年、黒子の足元にはいつ戻ってきたのか二号の姿がある。
「さてと、んじゃ後の処理はアイツに任せるか、火神!……おい、火神!」
声をかけるが、一緒に連れて来たハズの式神は出てこない。こんな巨大な獲物を前におかしいなと首を傾げていると、朱雀門の上で震える大きな影があった。
「おい火神!テメエんな所で何してやがる、早く仕事しやがれ」
「だって、だって!……そいつ犬じゃねえかぁああああああああ!」
犬と言われて初めて二人は相手をよく観察してみた、黒く巨大な影を持っているため、判別が中々つかなかったものの、言われてみれば確かに形は犬に似ているかもしれない。
こういうものは、自分達よりも天敵だと言い張る相手の方がよく分かっているのだ。
「青峰君、こういう時の手立て考えてますか?」
「あー……アイツが喰ってくれると思ってたから、考えてねえ」
ですよね、と溜息を吐く黒子に青峰は慌てずに「待てよ」と答えた。
「ようは倒しさえすればいいんだろ?」
「まあそうです、何か方法でも思いついたんですか?」
「てっとり早く斬る、ちょっと待っとけ」
そう言うと青峰はさっと身をひるがえし、どうやって登ったのか分からないが、次には朱雀門の上に居た。
「おい火神、アイツ倒してくるから刀貸せ」
「刀?そんなん持ってねえよ」
猫の姿で怯える火神に、青峰は「馬鹿か」と言った。
「人の時に下げてるだろうが!お前のその爪だよ、あれをどうにかして欲しいならさっさと出せ」
命令口調でそう言う主に涙目になりながらも、流石に恐怖の方が勝ったらしい火神は、人の姿になると自分の腰に差していた銀の太刀を差し出した。
「言っとくけど、ちゃんと返せよ」
「分かってるよ」
受け取って鞘からそれを引き抜くと、門の端に立ち。何かを口元で唱えてから刀身をそっと撫でて、下に向けてとんだ。
頭からすっと一刀両断された物の怪は、奇妙な叫び声を上げて左右に割れた。
その中で剣をさっと振るった青峰は「終わったぞ」と自分の友人と、式神に向けて声をかける。
「ああ、予定外に遺体が出てしまいました。まあ、動かなければ僕の方でなんとかできます」
「おし、じゃあ後処理は任せた。報酬出たら半分寄越せよ」
「後処理の手間賃を考えたら、君の取り分は三割でしょう」
「ちっ、せめて四割くらい寄越せ。留め刺したのは俺だ」
「仕方ありませんね、ではそれで手を打ちましょう」
話しは決まったと帰ろうとした青峰は、相変わらず朱雀門の上に居座ったままの火神に声をかけた。
「おい火神、何してんだ帰るぞ」
「帰るって、お前」
「んな所に居たら太刀も返してやれねえだろうが」
「返すな!そんな犬の臭い染み込んだ刀!」
門の上と下で、大声で喧嘩を始めた二人を見て再び黒子は溜息を吐く。
「やっぱり、二人共そっくりです」
その夜から、朱雀門には物の怪は出なくなり。再び京には平穏な夜が訪れたのだった。
井戸から桶に水を汲み上げ、縁側に腰かける。自分の傍には鞘から出された一振りの刀があった。
銀に輝くその太刀は、俺の式神の爪だ。
まさかの犬嫌いが発覚し、今日退治にしに行く相手がまさかの犬だったもんだから、怖がって下りてこないという、物凄い役立たずになってしまったわけだが。まあ、結局は俺が一刀両断してやったから問題はない。
ただ、その時に使ったこの太刀から犬の臭いがすると、火神が怒っているのだ。
だから仕方なく、こうやって血を洗い流してやって匂いを消してやる事になったわけだ。
刀とはいえもともとは爪だ、水で洗っても問題はないだろう。
という事で、水に浸した麻布で刀身を撫ではじめたわけなのだが……。
「青峰!ちょっ、お前それ何してるんだよ?」
「何してるって。お前の爪、洗ってやってるんだろ?」
こびり付いた血はひとまず取れたものの、臭いはまだ染み込んでいるだろう。まだ拭いてやろうとした時に、俺の手を掴む火神。
「どうしたんだよ?」
「いや、その……なんつーか。くすぐったいんだよ」
顔を赤く染めて火神はそう訴えかける。まあ、良く考えれば自分の体の一部なわけなんだから、人に触られれば感じるだろう。しかし、爪なんて触ってくすぐったいものか?
だが布で刀身を撫でればピクッと体が震える。くすぐったいというのは嘘ではないらしい。
「火神、これ感じるのか?」
「感じるっていうか、その……自分の指先ずっと撫でられてるとか、変な感じするだろ?」
ああ、そう言われてみたらそうか。
しかし赤くなって傍で震えているのが、なんとも言えず。まあ、うん……そそられる。
「もうちょっと我慢しろ、な?まだ血の臭いするし」
「うん」
赤くなって震える火神は、俺の傍に寄って背中にもたれかかってきた。どうやら、俺の手元を確認しているらしい。息遣いまで分かるくらい覗き込まれている、猫だからそういう意識はもしかして無いのかもしれないが、この距離は人ではそうそう有り得ない距離だ。
やめろ近い、本気で襲うぞ。
「火神、これもういいか?」
「ん……いいよ、血の臭いも無くなったし」
ありがとうと、頬を染めたまま満面の笑みで言われ、なんつーか俺の中で何かがキレた。
こういう瞬間を魔が差すと言う。
そう、俺の中に魔物が通った瞬間だ。
「青峰、どうしたんだ?」
「ん?ちょっと気持ちいい事したいな、とか思っただけだぜ?」
そう言って衣服を崩して肌を露出させる。静かな月明かりの下に赤い絹に包まれた白い肌が映え、中々に綺麗だ。少し体温が上がっているのか、薄桃に染まっているところがいい。
「あの、青峰?」
「何だよ?」
「夜伽の相手が欲しいなら、俺、女に変化するぞ?」
熱くなった息からは考えられない、色気もない言葉にちょっと怒りが湧いた。
「何言ってんだ?」
「だって、こういうのは雄雌でやるもんだろ?」
俺男だぞ?と尋ねる火神には、どうやら理解できていないらしい。
俺は火神が欲しいのであって、劣情を治めてくれる相手が欲しいわけではない。
だけど、どんなに妖力持ってもコイツは元が猫だ、人とは違う。色々と感じ方も考え方も違うんだ。
仕方ないからゆっくり教えてやるか、人だけが感じる生物という枠組みでは邪魔になるだろう感情って奴を。
「お前が相手してくれなきゃ意味ないんだよ。まあ、今日は何もすんな。そのまま寝とけ」
「寝とけって……ちょっ、どこ触ってんだよ!」
流石に人型で性器触られたら感じるらしい、抵抗しようとした腕を押さえつけて「暴れるな」と優しい声で命令したら、大人しく顔を真っ赤にして背けやがった。
それを見つめて、良いという事だと判断した俺は自分の物も取り出して。二人の物を一纏めにして擦り上げてやる。力を持ち始めていた物は手の中ですぐに成長して、熱く張り詰めて来た。
「ん、んん」
思わず漏れる声を必死に押さえつけているう火神を見つめて、思わず笑みが零れる。
「んな噛むなよ、ほら血出てるぞ」
人よりも鋭い犬歯によって傷つけられた唇の端を舐め上げてやると、いやいやと首を振った。なんだよ照れんなよ。そう思って、柔らかくまた熱い熟れた唇を吸ってやった。
「んっ!ぁ……青峰?」
「なんだ?」
優しく問いかけつつも、我慢できないから緩やかに手の動きを再開する。
「ふぁ、ぅ。なあ、これって男同士でしていいのか?」
「いいんだぜ、気持ち良くないか?」
「んー?ん、気持ち、いいけど……」
流石に恥ずかしい事をされているのは分かっているだろう、誰だって自分の性行為を見られたくはない、例え人から離れた獣であってもだ。
二人分の先走りで滑る指先、先端が感じるらしい相手のものを軽く引っかいてやると、ビクンと面白いように体が跳ねる。
「いいんだろ?なら、そのまま流されとけ」
「んん、でも」
「いいから」
耳元で囁いて、再び口付けてやれば大人しくされるがままになる。
「あっ!ぁあ」
「っく」
張り詰めていた熱が弾けて、二人揃ってふっと息を吐いた。
顔を赤く染めて荒く呼吸する相手が、そっと俺の頬に手を差し伸べた。
「どうした?」
「分かんねえ、でも何か、お前が一緒に居るのが嬉しいって思った」
何だこれ?と尋ねる相手に、俺は微笑んで「何だろうな?」と返す。
「火神」
「何だよ?」
「愛しいの意味を知ってるか?」
俺の言葉の意味を、人でないお前はどこまで理解できているんだろうか?
私、昔の人の衣服。特にこの平安くらいの男性の衣服で直ぐに出てくるものって『水干』と『直垂』くらいなんですけど。
本当は、もっと何か色々とあるんですよね。いや、雰囲気さえ味わってもらえれば後はどうにも、うん。
あと、昔の人はセックスの時に全裸にならんかったとか聞いたんですけど、マジなんですかね?というか水干における衣服の乱れ方が分からないんですけどね……。
誰か図解して下さったら助かります。
2012年9月11日 pixivより再掲