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タイガは番になりました

 目が覚めると全然知らない部屋に居た、なんだここと周りを見回そうとしたところ腕と足の自由が効かないのに気づく。
 両腕は背中側でなにか、革ベルトのようなものでぐるぐる巻きにされているみたいだ、引っ張っても外れる気配がない。足は膝で折りたたんだ形でベルトを巻きつけられて、完全に逃げ出せないようにされている。しかも着てたはずの服が一枚もない、全裸にベルト巻かれて身動きできない状態って、いやな予感しかない。
「ああ気がついたんだね」
 おはようと挨拶してくる相手におまえ誰だよと睨みつけると、いやだなきみの旦那さまになる男だよと意味わかんねえことを口にする。
「なんのつもりだよ」
「そのまんまだよ火神大我くん、きみのことずっと好みだなあと思ってて、ボクの将来の番にしよって決めたんだ」
「バカなこと言ってんじゃねえ、てめえもオレもアルファだろうが!」
 そう第二の性と言われている性別の判定はすでに完了していて、自分はアルファだと診断されている。番になるんなら子供を作る側のオメガ性の相手じゃないと意味がない、だというのに目の前に立っている相手は、圧倒的にわかりやすいがっしりした体格のアルファ性の男だ。そんな奴等同士でなにがと思っていたら、知らないのと自分の着ていたシャツに手をかけて脱ぎ出す。
「強いアルファ性を持つ者の中にはね、相手の体をオメガに作り替えることができたりするんだよ」
「そんな、ありえねえだろ」
「そうだね、普通ならありえないんだろうけど、ボクってアルファの中でもかなりフェロモンが強いみたいでさ、ほら見てごらん」
 全裸になった男はなにをするでもなく完全に勃起していた、そのちんこの形に思わずひっと短い悲鳴が出る。
 他人のなんて見る機会はあまりないが、それでも男のモノが異様にデカいのはわかる。フェロモンの強さが体にまで出てる証拠なんだろうけど、血管が浮いたそれをオレの萎えてるちんこに擦りつけてきた。
「うぇええ、なっ、うわっやめろ!」
「タイガのおちんちんも大きいね、それに綺麗な色してる。あんまり使ってないのかな、ほらほら勃起してみせてごらん」
 いやだって思うのに、ゴリゴリのちんこに擦られていると急激に熱が集まってきてだんだん硬くなっていく。男の、しかもちんこに刺激されて勃起しちまうなんて最悪だ、そう思うのにオレのはあっという間に見たことないくらい膨れあがった。
「すぐ勃起しちゃった、やっぱり若いね。でも大きいけどボクよりずっと可愛い形してる、メスに堕とすのが楽しみになっちゃうな」
「なに、意味わかんねえこと、んぁあ!」
「まずはこの可愛いおちんちんに本物のオスの力を見せてあげる」
 そう言うとオレの竿と自分の竿を合わせて腰を動かしはじめた、やめろ気持ち悪いと叫んでも止まる気配はないどころか、オレの体を抱きしめて逃さないとばかりに擦りつけてくる。両手足を縛られてるせいで逃げ場がない体が、どんどん当てられたように熱くなってきた。
「んんっん、あっぐぅ」
 相手から逃げようとしていたはずなのに、擦りつける相手に合わせるように勝手に腰が動いてしまう、そんなオレに向かって相手はいいねえ対抗意識に溢れてると笑う。
「なに、んっんぁあ、あ!」
「オスの本能だよ、強いもの同士の性の争いに負けたくないっていう」
 でもどこまで持つかなとニヤニヤ笑いながらちんこ同士を擦りつけてくる、カリ首が高くてゴリゴリと強く刺激されて、体の内側で熱がどんどん高まってきている。男同士でちんこ擦り合わせてるなんて光景ただ気持ち悪いだけなのに、なんでか徐々に気持ちよくなってる。パンパンに張ったちんこが張り裂けそうになっているけど、それを我慢して相手の竿に自分のを押しつけ、負けじと腰を振り続ける。
 グチュグチュと派手な水音がしてる、オレのちんこの先から我慢汁が溢れてきてるからだ、それでも腰を動かすのをやめず相手の棒と打ち合うように絡める、どうしてもイキたくない、今ここでイッたらまずいことになると理由はわかんねえけど、このままだと先に射精しちまう。
「頑張ってるね、でもそろそろ限界なんじゃない?」
「うっ、うるせえ、あっ! ああぁ」
 根元から先端まで一気に擦りあげてくる、なんとか我慢して耐えようとするものの連続で腰振りされて、下から上へと射精をうながされてちんこから全身まで小刻みに震えて耐えていたものの、強く押しつけられたカリ首がオレのちんこの先端をえぐったとき、ぷつりと緊張の糸が切れた。
 ぶるりと大きく震えて射精してしまった、その間にもゴリゴリと竿を押しつけてこられて体が跳ねるのを縫いつけて、逃げ道をなくしてくる。
「やめぇ、んはぁあああ、あっ! あぁああああああ」
「ちんぽ同士で擦り合うだけなのにイッちゃった、このままオスの本能を全部吐き出しちゃおうね」
「はぁ、あんっ、なに、んぁあ!」
 イッたばかりのちんこに、まだ射精してない相手のちんこを擦りつけられ濃い臭いが漂ってくるようで腰が引けてしまう。もちろん逃げ場はどこにもなく刺激をもろに受けるしかなく、ちんこ同士を突き合わせているだけなのにまた勃起させられてしまう。
「全身ボクの好みになるまで作り替えてあげるからね」 「ひっ、あぁ、やめろ気持ち悪、いっいぃ!」
 後ろに回って膝の上に乗っけて尻の間に勃起したちんこを押しつけると、両手で胸を揉んできた。
「筋肉質でいい体してるよね、胸も筋肉が乗っててさ。でもまだまだ足りないね、ママになるんだからボクたちの赤ちゃんのためにも、いっぱい揉んで巨乳ちゃんになろう。今はまだ小さいけど乳首も大きくして、ミルク吸われるたびに発情しちゃうような、やらしいおっぱいにしてあげるよ」
 そう言いながら後ろから乳首を摘んでくる、こんな男の胸なんてなにもないだろと思うんだけど、指の腹で押されている内になんだかくすぐったくなってくる。
「んんっあ、んっ!」
「乳首いじるの初めてなんだよね、気持ちいい?」
「よくな、あぁ!」
 乳首を根元からつねりあげられて息が詰まる、それでもお構いなしにぐいぐいと引っ張りあげてくる、痛みもあるはずなのになんだか体の奥からムズムズとした快感が昇ってくる。
 なんだこれ変だ、乳首なんて今まであることすら意識したことなかったのに、こいつの指でいじられると、ビンッと膨れて止まらない。
「おっぱい気持ちいいんだ、可愛い」
「やめ、違う! 離せって気持ち、悪い!」
「嘘ばっかり、ちゃんとおっぱい気持ちいいって言えるようになるまで、たっぷりいじって育ててあげる」
 摘んだ乳首の先端に指を乗せて押し潰すように突かれる、擦れて腫れあがってくるのを見越してローションを足しては、ぬるぬると粒を強く押し潰しては弾く。ゆびで触られてるとこジワジワと熱くなってくる。
「んおっ、おっ! あっ、くぅ……ひっ!」
「感度よくなってきてるね、乳首イキできちゃいそうだし、これつけちゃおうか」
 腫れあがった乳首の根元が急に重くなった、と思ったら直後にぎゅっと締めつけられる。
「んぎぃいい! ああっん、ひぃいい!」
 胸元につけられたのは金色のリング、内側に尖った角のようなものがついてて、身動きするたびに乳首に突き刺さって刺激してくる。
「やだ、取って! これやぁ、んぁあ! 取ってくれぇ!」
「ダメだよ、こうやっておっぱい刺激して大きくするんだから」
「おっぱいじゃない!」
「そんなこと言うんだ、仕方ないなあ。じゃあここがおっぱいだってわかるように、もっとちゃんと教えこんであげないとなあ」
 そう言うと膝からおろして仰向けに転がすと、信じられないけど胸の先端に勃起したちんこを乗っけてきた。強いオスの臭いで頭がおかしくなりそうな中、根元を押さえつけられた乳首にちんこを擦りつけてきた。ゴリゴリと亀頭の先で押し潰してくるのヤバイ、指とも違う質量と熱に乳首が千切れそうなくらい膨れあがっている。
「やめ、あひぃっ! おかしくなる、オレの胸おかしくなるから! 乳首おかしくなっ、ほひぃいいいい!」
 左右交互にちんぽ擦りつけあふれ出てくる我慢汁を塗りこめられる、テラテラに濡れ腫れあがった乳首からようやくちんこが離れたと思ったら、また手が伸びてきた。爪を立てて、大きく円を描くようこね回され、そのたびに強い刺激が胸の先から体の奥まで走っていく。もっと乳首大きくしようねと先端を指で叩かれ、それだけで腰までビクビク震える。
「ひっ、ひぃっやめ、やめて……あんっ! あ、やめてくれ」
「おっぱい気持ちよかったよね、さていい加減にボクもイカせてもらおうかな」
 今度はベッドにうつ伏せになるように押し倒すと尻の合間にちんこ押しつけてきた、まさかと思って首をひねって振り返れば、そんな怖がらなくてもいきなり突っこんだりしないよと笑って返される。
「まあすぐボクのちんぽなしじゃ生きていけない体になるんだけど」
「ふざけんな、ああっ!」
 尻の合間をぶっといちんこで擦りあげる、ぬちゅぬちゅと水音を立てて他人のちんこが行き来して、最後にはアナルに先端が当たってくる。
「ひっ、ひぃっ!」
 ごりゅごりゅと固く閉じた穴の淵を刺激して、今にも進入しようする凶器じみたそれに体が縮む。あんなのもし突っ込まれたら、アルファじゃなかったとしても体がぶっ壊れるのがわかる。
「怯えないで、ちゃんと解してから挿れてあげるから。ボクの大きなちんぽで、タイガのこと孕ませてあげる」
「いやだ、やめ、んぃ! 気持ち悪い、やめっ」
「タイガってお尻も大きいね、安産型のいいお尻だ」
 早く種付したいなあと言いながらちんこ擦りつける速度があがる、アナルの入り口をノックする速度もあがっていく。粘液たっぷり絡んだそれで、こじ開けられるのを想像して下半身が恐怖に震えてしまってる。
 同じアルファなのに全然違う、相手のほうがすげえ強い。勝てないくらいが丁度いいとか言い出せない、勝てなかったらオレの人生終わっちまうのがわかる。でも、激しく擦りつけられる硬いちんぽがアナルの淵をなぞって今にも広げようとしてくる、こんなの勝てるわけないだろ。ちんこに擦られてアナルがひくつき始めた、ノックされるたびにちゅって吸いつこうとしてる。
「はあっ、はあ、ぁあ、はぁん」
 うまく息ができなくて口を開けなんとか酸素を取りこもうとする、舌がこぼれ落ちてだらしなくよだれが垂れていく、まるで犬じゃねえかと自分でもいやになるが、そんなことなりふり構ってられない。まだ本当に犯されてるわけでもないのに、フェロモンに当てられてるとか、ありえねえ。  でも相手はそれだけじゃ刺激が足りないのか、アナルに先端を押し当てて、後ろから幹をしごく強い音が響き始めた。
 ああくると思ったのは、なんとなくの野生の勘。だけどそれは外れてほしかった。ぐっとアナルを開くようにちんこの先端を押しつけて、熱くてパンパンに膨れたそこは今にも爆発する寸前でオレの内側へ向けられている。
「挿入しないままボクの精液注いであげる。アルファの強いフェロモンたっぷりの精子、処女のまんま味わってね」
「や、やめっ。んひぃいいいいいいぃ!」
 びゅっと熱い液体がアナルを超えて体の中に流れこんでくる、異物なのに、吐き出さなきゃ気持ち悪いはずなのに、オレの体はもうそれを喜んで飲み干してってる。流れこんでくる熱い精子にビクッと腰が跳ねる、まだ犯されてもいないのに精液だけでもこいつの性の強さを感じ取ってしまう。押しつけられたちんこはまだ小刻みに震えながら射精続けてる、全然終わる気配がなくてアナルが精液で溺れちまう。
 全部出し終わったらしくアナルからちんこ離れたと思ったら、間を置かずに緩く開いた穴に指を突き入れてきた。入り口からゆっくり埋めこまれた指がじわりと熱く、ズポズポと差し入れを繰り返しているだけなのに簡単にアナルが解れていく、そこを見計らって二本目を突っこまれ、穴を広げるように割り開いてくる。
「いっ、いああ、あっやめ、んひぃいい!」
「ここ気持ちいいんだ」
 コリっとしたところを指の腹で押されて体が痙攣する、ここタイガの前立腺だね、いっぱい触って大きく育ててあげようねと耳元で言われる。
「なに、やっ! んぁああん」
「ここを触られるとメスみたいにアナルでイケるようになるんだよ、普通のベータでもね。ボクの番になれば、おちんぽ突っこまれただけでもイキ狂うようになるだろうけど、気持ちいいとこいっぱいあるほうがいいでしょ」
 それにしてもこのアナルもう充分なくらい柔らかいね、さっきの精液でかなり屈服されちゃったのかな、中はキツイけど指食いついて離さないし、入り口から奥までひくついててもの欲しそうにして、ならもう遠慮なく挿れちゃおうかな。
 弄ってた指を引き抜いてアナルの入り口に、ぴったりと熱い塊が当たる。さっき射精して出したはずなのに全然変わらずに、むしろ張り詰めたように大きく膨れている。
「もう我慢できない、タイガも準備いいみたいだしいいよね。いくよ、ボクのちんぽ挿れるよ!」
「や、やめろ、いやだ、やっぁあ、あああああ!」
 ぬぷぷとゆっくり熱い塊が腹の中に挿ってくる、太い幹で尻の中を犯されていく。なんとか引きずり出してやろうと体をよじるも、腰を掴まれて中を割り開きながら奥まで突き進んでくる。 「おっ……おお、んっ、くぅ……いぁあ」
「軽く痙攣して可愛い、ボクのおちんぽの形に馴染ませてあげるからね、しっかり覚えるんだよ」
 腹の奥までみっちり詰まったちんぽが苦しくてうまく息ができない、肩で荒く息を繰り返している間もゆるゆると奥に先端が擦りつけていたけれど、しばらくして落ち着いたとみるや容赦なく突きあげを始めた。
 押し広げられた中でちんこが脈打って、デカい熱量のまんま体を行き来している、思いやりもなにもない激しい打ちつけにただビクビクと体が跳ねあがった。
「いっ、いやぁあっ! ああぁん!」
 さっき指で触られたとこを押し潰すように動かしてくる、デカいのに信じられねえくらい器用に狙い澄まして打ちつけられて、そのたびにちんこを締めつけてしまう。
 今度はゆっくり中をこね回すようにゆっくり擦られて、詰まった肉の形に合わせて穴全体が絡みつく、太さも長さもすげえデカいちんこ、穴がバカになりそうなくらい広げられてヘソの近くまで熱い先端が届いてる。
「おちんぽ気持ちいい? 処女なのにさっきから感じまくってるね、これはもう墜ちるまでちょっとかな?」
 ゆっくり引いて入り口近くでカリが引っかかって、抜ける直前に急激に一番奥まで叩きつけられる、長いストロークで穴の中を一気に犯しつくされて、こんなの最低だ。
 オレはアルファの男のはずなのに、知らねえ男にちんこ突っこまれて、最低なレイプされてんのに、アナルセックスでこんな、こんな気持ちいいとかありえねえ。 「ああぁん! ダメ、ちんぽダメぇ」
「いいよタイガのナカ、熱くてトロトロで、締まりはキツくて気持ちいい! 全部ボクに染めあげちゃうから!」
 我慢しないでイッちゃえ、アルファの戦いに負けたって認めたらもっと気持ちよくなれるから、体ごと全部ボクに墜ちちゃえばいいんだよと、耳元でささやいてくる。その合間もちんぽで中擦られていく、一突きされるごとに感じたことない快感で頭がクラクラしてきた。
「あぅ、いっ……も、やめ、やっんひぃいい!」
 勃起だけさせられたまんま一回も触られてなかったのに、中の刺激に合わせてイキたくて暴れてる、それと同時に腹の奥が熱く重くなってきた。
「いやっ! イキたい、いぃんっ、ふぅう、んん……も、ちんこイキたい!」
 ごちゅごちゅと中から破られそうなくらい強く一番奥を突かれ、うつ伏せに倒されてシーツに落ちてるちんこごと体が揺さぶられ続けている、両手足が動かない以上、この床に擦られる刺激だけじゃ足りないのだ。
「ダメだよ、ボクのちんぽの刺激だけでイクんだ」
「そんなぁ無理だっ、んぁああ!」
「アナルセックスしてイんだ、中だけでこんな感じてるんだからきっと大丈夫。タイガならイケる」
 無理だと首を横に振るけど、腹の奥はどんどん重く熱くなっていく。与えられる快感がそこに溜まっているような感じ、いつでも破裂しそうなのに決定的なものがこなくてどうしようもない。激しく打ちつけられて肌同士がぶつかり合う派手な音と、尻から衝撃と痛みが走るのもまた快感に合わさってくる。
 お腹痛い、おちんぽ打ちつけられて熱くなった内臓が、中でぎゅうっとねじ切れるような、腫れあがってしまってるような、ゴリゴリ奥の壁擦られて中の奥深くまでアルファのフェロモンぶちまけられて。
「あっ! あっ、なぁっ! ダメェ、やめっ! なんか、なんか変だぁ、あっ! あっなんか、変なのがきて」
 内臓が音立てながら腹の中をうごめいてる、それが犯してくるちんこの先にこつりと当たった。 「んっ、これは」
「んぁあああ! そこだめぇ、奥のとこダメッなんか、なんかダメんなるぅう!」
 いやいやと首を振っても構わずにちんこの先を押しつけて、押し潰すように、いや更に押し広げるように奥へ深く突き刺そうとしてくる。無理こんなとこ、もうこれ以上は挿れれられない。 「これは、子宮が下りてきてる? これ、はあっタイガの子宮、オメガの、メスになった証」
 容赦なく広げようとこれ以上もう入らないとこを、無理矢理に押し広げようと擦りつけてきたら、体のほうが勝手に先端に吸いつきにいきそうになっていた、なんだこれ知らねえ、こんなのと思った矢先に首筋にピタリと鋭い歯が当てられた。
「ああやっぱり、すごい甘い、オメガの匂いだ。もうこの体はボクに屈服してるんだね、ボクにオスの本能負けて、子作りの機能を書き換えられちゃった」
「なに言って、ひいっ! いっぎゃぁあああ!」
 ごちゅんという音と共に、腹の奥で降りて来てた内部のしこりにちんこの先っちょが埋まった。それと同時に全身へぶわっと広がる幸福感。犯されているという恐怖から、もっと別のなにかへと変わっていく感覚に打ち震える。
「えあ、なに?」
「ここがタイガの子宮になるとこ、ボクの赤ちゃん作る部屋」
 ちんこの先っぽで奥にぶつかったものにハメられて、ぐちょぐちょに押し潰すよう動かれる。内臓をめちゃくちゃにされてるはずなのに、もっとしてほしくて仕方ない。
「初めてなのに、もうこんな……ああ嬉しいよタイガ、ボクたちきっと運命なんだったんだろうね」
「いっ! んはぁあああぁあ!」
 首筋に当てられてた歯がうなじに突き刺さってる、身勝手なレイプセックスで、アルファに負けて番認定させられた。オスに体を支配されちまった、全身から頭の端まで全部後ろから犯してる相手のモノにされて、すげえ悔しくて仕方ないはずなのに、なんでこんな気持ちいいんだ。
 オレを番に堕とした相手のちんこをぎゅうって抱き締めて、腰が勝手に奥へ飲みこもうと動き出してしまう。まるでおねだりするみたいに、どんどん体が熱くなっていってる、すっごい空腹のときみたいに中の物を喰らいつくしたくて仕方ない。
 オメガに作り替えられた体が、番の性フェロモンにあてられて強制的に発情してる。
「ボクの赤ちゃん孕んで一緒にイこう、番になりたてだけど子作りセックスの虜になろう!」
 子宮にハメたまんま中出ししてあげる。激しい突きあげヤバい、発情した体に直接クル。
「んおおおおぉん! おっ、ほぉおお、ああんっ! あんっ! あっ、ああもダメ、イクッ、アナルセックスでぇ、イッ!」
 体の奥底でちんこが弾けた、生のまんまの先っちょから精液がどぶどぶ中に流れこんでくる、穴の外から注がれたときと違う。熱いのが直接ぶっかけられてお腹の奥で、引きずり出された子宮が喜んでるのを感じる。
 中出しされて嬉しくてイッてる、シーツの上に自分の精液が流れ出てる。射精みたいな勢いはなく、突きあげに合わせてとぷとぷと精液を吐き出していく、こんなだらしない射精初めて。でも快感が長く続いてすげえ気持ちいい、こんなんダメだくせになっちまう。
「あんっ! あっちぃ、すごっ精液いっぱい、んはぁああっ! やぁ、なに」
 奥に擦りつけるように動いていたちんこの根元が急にボコっと膨らんできた、勃起した幹の太さは変わらないまんま、オレのアナルに栓をするように奥に突き入れた状態で止まる。
「絶対に孕ませてあげるからね」
「あっ、ああんっ、奥もう入らな、んぁあっ!」
 激しいストロークじゃなく、奥に突き入れたちんこの先で子宮をひたすら擦られる。もう中出し終わってるのにまだ足りないって言うように、内側の熱をかき回されてオレも、もっとして欲しくなってきた。
「あんっ、赤ちゃん、赤ちゃん欲しい、もっとぉ、んんっふぅっ」
 後ろから顎掴まれてキスされてる、舌を絡めて激しく口の中を荒らし回ってくる、嬉しくなってオレからも舌を絡ませるけど、苦しい姿勢でのキスだからかそれとも相手がうますぎるのかわかんねえけど、簡単に押し返されてオレの口の中で激しい音が鳴ってる、なんかもう口の中でもセックスしてるみたい。
 そのままどれくらいキスしてたのか、呼吸が限界になってから解放されて顔を舐めまわされると、さっき噛みつかれたうなじをまたなぞるように舐めあげ、柔らかく歯を立てられる。感じる痛みよりも快楽の刺激のほうが強くて、甲高い喘ぎ声で応えてしまう。
「あんっ! 気持ちいい、すごっ、これ、すごい気持ちいいのぉ」
 どうしようもなくとろけた声、こんなのが自分の喉から出てくるなんて気持ち悪い、でもそんなの無視したくなるくらいもっとほしい。腰カクカクって動かして自分からアナルセックスを媚びてる、だって仕方ないだろ、オレもうこの人の番なんだから。
 緩やかに擦りつけキスを繰り返すセックスで何度か中出しを受け止めて、お腹がずっしり重くなった。ようやくコブが消えて引き抜かれていくちんこにもっと居てほしくてぎゅうっと締めつけるものの、そのまま出て行ってしまって開きっぱなしになった穴をさらしてしまう。 「可愛いお顔見せて」
 簡単にうつ伏せから仰向けにひっくり返されて、呆然としたまま見あげていると顔にたっぷりキスしてくれる。それが嬉しくて自分からも舌を伸ばせば、同じように絡ませてそのまま口へと落ちていく。音を立てながらキス堪能してると、その合間におっぱいを揉んで乳首を指でいじり回される。
「可愛いタイガ、可愛い、もっとしよ」
 大きく反り返ったちんこ、溢れ出るフェロモンに当てられてオレのちんこもまた勃起して、中出しされたアナルが苦しいくらいひくつく。発情してるとこんななのか、止まるとこを知らないんだな。
 無言のままできるだけ大きく足を開けば、先端が開いた穴の先についたと思ったら一気に奥まで埋められる。
「んほぉっ!」
「気持ちいい、タイガの中やっぱり好き」
 好きだよと言いながらキスしてくれる、長いキスしながらストロークを堪能し、発情して熱くなったアナルでちんこを締めつける。
「んっ、んんっふ、ふぅう、んっぁ」
 激しくはないけど熱くって緩やかに長いセックス、それが心地よくってキスしながらハメるの好きになっちまう。とろけたオレを見つめてふっと笑うと、キス好きなのと聞き返される。
「あっ、すき。キスも、セックスも、きもちいい」
「そっか嬉しいよ、なら発情治るまでずっとしよう」
 ゆるゆると突きあげるのに合わせて腰を動かし射精をうながす、それに応えるようにキスも突きあげも徐々に強く深くされていく。
 乳首も指で摘んで引っ張られる、生まれてくる赤ちゃんのためにおっぱい大きくしようねと耳元でささやかれ、今度は素直にうなずく。
「もっと、もっと奥ぅ」
「奥まで欲しいの、そうだなあじゃあこうしようか」
 えっと思った直後に体を抱えられて、座った相手の腰のうえに深く沈みこむ、それだけの刺激でオレのちんこが軽くイッてしまった。
「これで奥まで届くし、キスしながらハメハメできるね」
 ちゅっと軽く音を立てながらキスをいっぱいして、でも下からの突きあげは激しい。緩急つけたセックスやべえ、いつまでもしていたくなっちゃう。落っこちないように体を抱き締められてるのも、めちゃくちゃ嬉しい。犯されてたはずの相手をどんどん好きになってる、メスの本能のまま子宮の入り口を開いてちんこを受け入れ、種付をねだってしまう。
「すっごい熱烈だけど、そんなに気持ちいい?」
「あんっ、すごい、いい奥、もうとけそう」
「確かにすごい熱くて、絡みついてくるよ。愛してるよタイガ」
「ああんっ! オレも」
 キスを交わしながらの激しいセックス、上下に突きあげてぶっといちんこ咥えてるのヤバイくらい気持ちいい、腰振り止まんねえ。どんどん太く膨らんでくる亀頭に射精の期待も大きくなる、腹が破れるくらい勢いよく出して。
 ちゅうっと深くキスを交わしながら中出しされる、腰押さえつけられてアナルに深く突き刺さったちんこの先から熱いのが、腹の中いっぱいに注ぎこまれてオレもイッちゃう。長い射精のとろけるような心地よさに浸りながら、長引くキスで痺れた舌と唇を舐めると、やらしい顔してると笑われてしまった。
「これはもういらないかな」
 後ろ手に縛られていた腕と足のベルトを解かれたので、相手の背中へ回して抱き締める。
「もっとぉ、もっと欲しい」
「すっごいエッチな子、いいよボクもエッチ大好きだから」
 満足するまでしようねと抱き締められると、またキスをしながら揺さぶりが始まった。止まらないセックス、体力が尽きるまで終わりそうにない。自分でも恐ろしいくらいに求めてる、こんなの止められるわけがない。
 それから何度となく体位を変えて色んな形で繋がった、全部の射精を中で受け止めてぼってり膨らんだ腹を撫でる、膨れたそこに触れるとなんだか温かい気がする。
「んっ、おなか重い」
「妊娠したらもっと大きくなってくるよ」
 中出しされた回数なんて覚えてないけど、流石に妊娠してるだろうというのはわかる。こんな溺れ死にそうな量を注がれて、初めてだったのにすっかり体が変わってしまった。
「大丈夫だよボク子供も大好きだから、いっぱい子作りしようね」
 ちゅっと軽いキスをされてきゅんと体の奥が締めつけられる、もっとしよと唇を差し出したらそこにまたしてくれた。  あの日からしばらく第二の性登録も全て修正され、オレは名実ともに完全な番として登録されてしまった。
 ただあんなにたっぷり中出しされたのに妊娠はしていなかった。強制的に引きずり出された発情だったから、完全に体内の準備ができてなかったのかもしれない。
 だがオメガになった体は徐々に変わってきている。まずおっぱいがひと回り大きくなってしまった、それからお尻や太腿もむっちりしたように思う。これから母体として成熟した形になっていくので、胸やお尻が大きくなるのは普通だと言われたけど、それに加えて毎日揉まれているのも原因な気がする。
「乳首も大きくなってきたね、乳輪ごとふっくらして可愛い」
「んっ、そうやって揉むな、ぁあっ!」
 乳輪なぞって先端をくすぐられるとすぐに乳頭が勃ちあがる、乳腺に効くマッサージだよと言いながら刺激されるけど、ただおっぱい好きなだけだろと返してる。
「タイガもおっぱい好きでしょ」
「おまえが好きにしたんだろうが、んあっ!」
 きゅっと先端を摘まれると胸の奥が熱くなる、最近はちょっとした刺激だけでも締めつけられるほど熱くなってしまう、気持ちいいけど少しもどかしい感覚に身を委ねている。彼の赤ちゃんができて母乳をあげる自分を想像するだけで、胸の中がやらしい気分でいっぱいになる。
「こんなに乳首を勃たせちゃって」
 可愛いなあと言いながら舌を伸ばして吸いついてくるので、こらと頭を叩いて引き剥がそうとする。舌で先端を舐めまわされて吸いあげられるのがすごく強い刺激になって、赤ちゃんもいないのに乳首吸われるのくせになりそう。
「こら、あぁんっ! おっぱい飲むなあ」
「いいじゃない、可愛い乳首もっと可愛くしたいの」
 どんどん魅力的になっていくなあと嬉しそうに言いながら、また胸を揉んでくる。これ以上おっぱい大きくなっても邪魔になるだけなんだけど、そう文句を言っても成長期だし胸は大きくて困ることないよとまだ揉んでくる。
 ああダメだ、こんな性欲を刺激されたらまた止まんなくなる。
 おっぱいから手を外して、彼の手を尻へと持っていくとわかってるよと言うように、むっちり肉のついてきたお尻も同じように揉んで、奥でひくついてるアナルへ指を伸ばされる。
「今日はどうしたい?」
「んっ、中が熱いんだよ、だから早く」
 ヒートで当てられてるってわけじゃない、もちろん彼の性フェロモンに体が堕ちてるのはあるけど、オレも相手も性欲が人並み以上に強いらしい。
 だからセックスを止められない。
 服も下着も脱いで向き合ってキスをすると、すでに濡れ出しているアナルへ準備もなしにバキバキに勃ったちんぽを挿入される。
「あっ、あぁあんっ、あっ! いい、そこぉ」
「んっボクも気持ちいい、タイガの中はどんどん柔らかくていい締めつけになっていくね、いいよいっぱい可愛がってあげる」
 毎日のように可愛い好きだと言ってくれる、なにより勃起したちんぽは今度こそオレのこと孕ませようと決意しているらしく、ヒートが待ちきれないと何度となくセックスを繰り返してきている。
 こんなに愛されていやなわけがない。
「あんっ、好き、好きぃ!」
「ボクも好きだよ、大好きタイガ」

あとがき
オメガバースの設定でアルファ同士で相手をオメガに落とすって項目があって、それやりたいなあと思ったんですけど、これが正しいんですかね。
葵は個人的に楽しかったです、とても。
2021年6月22日 pixivより再掲
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